健康、生活 › 2017年10月25日

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2017年10月25日

40代を過ぎてからは歯周病が歯を失う最大の原因となります

歯周病は、歯垢(プラーク)中の細菌が産生する毒素によって歯肉が炎症を起こし(歯肉炎)、さらに進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けて(歯周炎)、最終的に歯が抜けてしまう病気です。(以前は「歯槽膿漏」と呼ばれることが多かったのですが、最近は「歯周病」という呼び方が一般的です)若いときに歯を失うのは虫歯や外傷などが原因であることが多いのですが、40代を過ぎてからは歯周病が歯を失う最大の原因となります。

歯周病の主な原因は、歯周病を引き起こす細菌(歯周病原性細菌)で、それらが歯茎や骨に感染を起こしていくことにより発症する感染症です。また歯周病原性細菌は「常在菌」と呼ばれる常にお口の中に存在する細菌で、常に歯周病を引き起こそうとしています。しかし人間には「免疫力」がありますのでその免疫力が優勢であれば歯周病が引き起こされません。つまり「免疫力」<「歯周病原性細菌」となったときに歯周病は進行してしまうのです。そのほとんどの場合が免疫力はそのままで歯周病原性細菌が増殖し、免疫力より勢力が拡大して発症することがほとんどです。ではどのように歯周病原性細菌は増えるのでしょうか?
エアーモーター
歯周病原性細菌は人間が食事をした後に歯につく食べかす、いわゆる歯垢(プラーク)が大好きです。つまり歯垢が細菌の餌になり、食べた細菌はどんどん増殖していきます。また歯垢を食べた細菌は、同時に歯周病を引きこす毒素を出していきます。この毒素が歯茎まで感染すると、歯茎は出血したり、腫れたり、膿が出るようになったりします。

さらに感染が進み、歯を支える骨まで毒素の感染が進むと、骨は毒素によって溶かされていきます。もちろん歯を支える骨がだんだん溶けていくと、歯はぐらぐらするようになり、あまりにも進みすぎてしまうと歯は自然に抜けてしまいます。そのほか、歯周病を増悪させることとして、喫煙が上げられます。喫煙によって歯茎の中の血管が収縮し、歯周病原性細菌に感染した歯肉の治りが悪くなり、歯周病が進行しやすくなります。

【診査・診断・状況のご説明】
お口の中を詳しく検査します。歯と歯茎の境目(歯周ポケット)の深さ、歯を支える骨(歯槽骨)の状態を見るためのレントゲン撮影、お口の中の清掃状態、かみ合わせの状態、歯軋りの有無、全身疾患などをお調べし、分析します。
歯科 ユニット
【歯ブラシのご指導(プラークコントロール)】
まずは歯ブラシのご指導です。歯周病原性細菌が増える一番の原因は歯垢(プラーク)です。これをこまめに取り除いてあげて、お口の中の細菌が増えないようにしなければなりません。毎日の患者様ご自身の歯ブラシがあって、はじめて歯周病に打ち勝つ事ができます。お口の中は患者様一人ひとり異なりますので、ご指導の際はお口の中をご説明させていただきご理解をしていただきながら患者様にあった磨き方、道具でご指導をさせていただきます。  


Posted by koikenina at 16:20Comments(0)

2017年10月25日

審美歯科の保険と自費の材質について

<保険の材質>
現在の保険制度で使用できる、歯の色と同じような色の素材が、レジン(プラスチック)です。強度の問題から、レジンの歯は犬歯から犬歯の間(上下で12本)にしか適用されません。材質的な特性としては、透明感がないこと、水分を吸収するため時間と共に変色すること等が挙げられます。またプラスチックは磨耗しやすく内部の金属が表に出る可能性があります。一時的に入れる歯としては充分ですが、変色や着色を嫌う方、口元に美しさを求める方には不向きです。
ハンドピース 歯科
<自費の材質>
最も歯に近く理想的だといわれているものが、セラミック(陶材)です。セラミックは、自然の歯のように透明感があり、水分を吸収しないため変色も起こりません。また色調の再現性に優れています。セラミックの中には幾つかの種類があります。

セラミックについて
オールセラミック
オールセラミックとは、全てセラミック陶材で作成された歯を指します。自然な光を透過する優れた美しさを演出する理想的な材料です。金属を一切使用しないので金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。従来のセラミックの差し歯は、金属を使用していたので歯肉の色が黒ずんでしまいましたが、オールセラミックを使用することで黒ずみのない歯肉になります。体に優しい材質なので違和感もなく、自然な白い輝く歯に変身が可能です。
ポータブルレントゲン
セラミックインレー
審美歯科に使用されるセラミックインレーとは、虫歯治療などで虫歯による浸食部分を削った後に、セラミックを詰める治療法です。一般的には銀歯を詰めますが、自然歯に近い色調を持つセラミックを詰めることで、自然な外観を維持する事が可能です。又、陶質であるセラミックは金属アレルギーを起こす事が無く、安心して治療を受けられるメリットもあります。

ラミネートべニア
前歯のすき間や摩耗、欠けが気になるという場合に、歯の表面をわずかに削って、その上から薄いセラミックのプレートを特殊な接着剤で貼り付ける方法です。通常のホワイトニングでは白くできない歯でも白く整えることができます。  


Posted by koikenina at 15:24Comments(0)