健康、生活 › 2018年02月06日

2018年02月06日

早めの治療と定期的なメインテナンスを

歯周病とは、口の中に住む歯周病菌が歯の周り(歯周)の組織を侵し機能を失わせる恐ろしい病気です。歯を失う一番の原因となっているのは、虫歯ではなく歯周病なのです。今日では日本人成人の70~80%が歯周病に罹患しているといわれています。歯と歯茎の間には小さい隙間がありますが、歯磨きで歯垢が取り切れずに溜まると、細菌が出す毒素でその部分が腫れます。そうすると隙間は広がって大きくなり、歯周ポケットと呼ばれるスペースができるのです。隙間がポケット状になると、もっと細菌や毒素が溜まりやすくなるという悪循環が発生します。膿も出るようになり、ポケットから歯の根の部分にも毒素が侵入して根の部分を溶かします。そして最後には歯を抜かなければならなくなるのです。
エアーモーター
複合的な原因で歯周病になります。歯周病を誘発する原因は口内細菌(歯周病菌)です。口の中には数百種類(300~500種類)の細菌がいますが、歯周病を抑えるためには免疫力が必要です。身体全体の免疫力が強ければ歯周病菌は活発に働かないので歯周病にはなりません。唾液にも歯周病菌を抑える力がありますので、唾液の量が少ない人は歯周病のリスクが高まります。過度のストレス、糖尿病、喫煙、食生活の乱れなども歯周病のリスクを高くする要因です。

早めの治療と定期的なメインテナンスを
歯周病は、歯垢(プラーク)の細菌が出す毒素によって起こります。そのため、歯垢を綺麗に取り除くというのが、治療のメインの方法となります。歯垢は、普通の歯磨きではなかなか落とせません。正しいブラッシングを行うだけでなく、歯間ブラシなども使って、歯と歯の間や歯茎の隙間に溜まったものも取り除く必要があります。
歯科材料
歯科医院では、そのような家でのケアの仕方を指導しながら、それでも落としきれないバイオフィルム(歯垢の膜)を専用器具でクリーニングします。家庭でのケアと歯科医院でのケアの両方から行うプラークコントロールによって、歯周病を止めて、歯茎を健康な状態に戻していくのです。

歯周病が悪化する前なら、治療はプラークコントロールだけで済みます。しかし歯がぐらつくほどの状態になれば抜歯をしなければならなくなる可能性がありますので、歯周病を疑ったら早めに適切な対処をし、治療が終わっても定期的に歯科医院でメインテナンスを行うことが大切です。  


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2018年02月06日

虫歯は放置するとどんどん進んでいくため、早期発見・治療が必要です。

虫歯の段階
歯は、外側からエナメル質、象牙質、歯髄(神経)がありますが、虫歯の進行状態によってC1~C4に分けられ、それぞれの段階によって虫歯の治療法が違ってきます。各段階の代表的な治療法は下記のとおりです。

C1:歯の表面エナメル質内にできた虫歯
虫歯の初期段階です。痛みは感じませんが、歯の表面が少し褐色になったり、黒ずみができることがあります。
この段階での早期発見・治療が大切です。
虫歯はエナメル質に留まっていますので、治療はさほど難しくありません。総合的にリスクを勘案し、必要があれば虫歯の部分を削ってレジン(合成樹脂)を詰めます。
ポータブルレントゲン
C2:象牙質にまで達した虫歯
エナメル質の内側にある象牙質にまで達した虫歯で、冷たいものがしみることがあります。象牙質は柔らかいため、虫歯の進行を早期に食い止めることが大切です。
治療はC1と同じ方法で行うほか、広範囲に及ぶ場合は削った後にインレー(詰め物)で修復します。
インレーには保険適用のほか、自費診療のハイブリッドインレー・セラミックインレーがあります。
超音波スケーラー
C3:歯髄(神経)にまで達した虫歯
象牙質の内側の歯髄(神経)にまで達した虫歯です。激しい痛みを感じるため、我慢強い人が治療を決意することが多い段階です。炎症がひどいときは歯髄組織を除いてからから治療を行うことがあります。もろくなった歯はクラウン(被せ物)でカバーします。なお、歯髄は特殊な抗生物質で保存できる場合もあります。治療方法には、メタルクラウン(保険適応)、硬質レジン前装冠(一部保険適応)、オールセラミッククラウン(自費診療)があります。

C4:歯冠がなくなった虫歯
歯冠が溶けてなくなり、いわゆる根の部分だけが残った状態です。C3と同じ治療ができる可能性もありますが、歯根部を抜歯する場合もあります。抜歯後は傷の修復を待ってから、ブリッジ(保険適応)、部分入れ歯(一部保険適応)、インプラント(自費診療)を行います。  


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