健康、生活 › 2018年03月19日

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2018年03月19日

歯周病初期では、歯周ポケットが2~4mm程度の状態で、歯が動くほどではありません

食べ物の磨き残しでできる「歯垢(プラーク)」に細菌が溜まり、歯肉の周辺に炎症を起こします。このまま放置していると歯と歯の間(歯周ポケット)が深くなり、歯を支えている土台を脆くしてしまいます。最後には歯の根部分が溶け出してグラグラとするようになり、大切な歯を抜歯しなければならないこともあるのです。
ダイヤモンドバー
歯周病初期の症状と治療方法
歯周病初期では、歯周ポケットが2~4mm程度の状態で、歯が動くほどではありません。
歯肉の上に付いている歯石(歯垢(プラークが石のように硬くなったもの))と歯周ポケットの中のプラークを除去し、ご自宅で正しいブラッシングを実践して頂くことで、改善が見込めます。その後は定期的にご来院頂き、ブラッシング・歯石の状態をチェックします。

歯周病中期の症状と治療方法
歯周ポケットは4~7㎜の状態で、歯のぐらつきが気になり、特に何もしなくても、歯茎から出血を頻繁に起こすようになります。歯肉の上に付いている歯石と歯周ポケットの中のプラークを除去し、ご自宅で正しいブラッシングを実践して頂き来ます。ただし、この状態になるとブラッシングだけでコントロールすることは難しく、必要に応じて、歯周外科処置(歯茎を切開するフラップ手術)などを行う可能性があります。
顕微鏡歯科
歯周病後期の症状と治療方法
歯周ポケットは6㎜以上となり、歯の骨が大きくダメージを受けています。
その為、歯がグラグラとして、食べ物を噛むと痛む、染みる、口臭がキツイなどの症状が強くでてくるようになります。治療方法としては、まずは歯肉の上に付いている歯石と歯周ポケットの中のプラークを除去し、歯肉に隠れて見えない歯石をフラップ手術にて数回に分けて除去していきます。さらに歯を支えている組織を回復させる「再生手術」、歯のぐらつきをカバーする「歯周補綴」などの、可能な限り歯を残すような治療が優先して行われますが、止む追えない場合、抜歯となるともあります。歯は一度ダメージを受けると、完全に元の形に戻すことはできません。歯周病になる前から、歯の状態を丁寧に確認し、虫歯や歯周病を予防する「予防歯科」で、歯の健康を守っていくことが大切です。  


Posted by koikenina at 16:12Comments(0)

2018年03月19日

日本人の中高年の約8割以上が歯周病と言われています。

歯周病が全身疾患の一因である可能性の研究が始められたのは1980年代の後半ですが、最近の様々な研究結果とエビデンスから歯周病と多くの全身疾患との関連が認められるようになりました。脳梗塞や心筋梗塞や糖尿病・肺炎・高血圧・食道癌・妊産婦の早産や低出生体重児などです。歯周病の発症予防や進行抑制が全身疾患の予防や治癒を可能にするのです。歯周病は細菌感染症です。

歯周炎と歯周病
【歯肉炎】
歯や歯ぐきの表面に付着している白い汚れ(デンタルプラーク)の中で繁殖している細菌が原因で起こる歯ぐき表面の軽い炎症のこと。
ハンドピース 歯科
〔症状と治療〕 歯ぐきが赤く腫れたり歯ブラシをした時に出血します。正しいブラッシングと、食生活や個人の生活習慣を見直してみてください。なお、歯や歯磨きについてなどなど何か判らないことがありましたら、いつでも相談してください。

【歯周病】
歯周病とは、歯の周囲の歯を支持している組織(歯ぐきや骨など)が破壊される病気で、歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれたこともあります。

〔症状と治療〕
歯肉炎を治療せずに放置すると、腫れている歯ぐきと歯の間に深い溝ができ汚れがたまり、深い炎症に進行します。歯周病は、軽度~中度~重度と変化しますが、重くなるほど治療は難しくなります。重度になり症状が酷くなると、歯が動いてきたり噛み難くなり歯が自然に抜けることもあります。これを防ぐには早期発見~早期治療が第一です。定期的に健診を受けましょう。

歯周病は、毎日のご自宅での適切なブラッシングケアと、医院でのPMTCを中心とする予防が基本となりますが、それでも歯周病になってしまったときは「スケーリング・ルートプレーニング(SRP)」などの治療を行うことで症状の改善を図っていきます。
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しかし中度~重度の歯周病となり、歯周ポケットが改善せずにプラークコントロールが十分にできない場合は「外科的治療法」により歯石を除去します。
 
≪スケーリング・ルートプレーニング≫
歯周病治療の最も基本的なものが『SRP:スケーリング・ルートプレーニング』と言い、歯周ポケット内部に入り込んだ歯石を取り除く治療法です。
歯周ポケットが深いところには 歯肉の下に毒素の詰まった歯石がついていますので、歯石や細菌を専用の機械で徹底的に除去し根面の汚染物質を取り除いていきます。
  


Posted by koikenina at 15:15Comments(0)