健康、生活 › 2018年08月10日

2018年08月10日

お口の健康を守る一番の近道は、メンテナンスの継続に尽きます

「歯を失う」原因は、7割以上を虫歯と歯周病が占めており、老化などの年齢は関係ありません。
つまり虫歯や歯周病を予防すれば、歯を失うことも痛い思いをすることもほぼ無くなるのです。世界で一番歯科疾患が少ないと言われているスウェーデンでは、80歳になった時もほとんどの人が若い時とあまり変わらない歯の本数を保持しています。これは、スウェーデンが国全体の歯科医療の方針として「予防歯科」の考えを採用し、子どもの時から歯の健診や、お口の健康づくりを生活習慣として定着させることで虫歯や歯周病を未然に防いでいることが大きく影響しています。
マイクロモーター
予防歯科で、自分の歯で噛める喜びを
平均寿命が延びた今、80歳になっても元気な方が増えてきました。それとともに歯の健康意識も変わってきて、口腔ケアに力を入れる方も増えています。これからの歯科治療は、削って治療するのではなく、削らないで予防していくことが大切です。
歯科医療の目的は、しっかり噛めるように治し、その状態を維持することです。80歳になってもご自身の歯で食べられれば、心と身体も健康になって、豊かな人生を過ごせるようになります。そのためにも、当院では予防歯科に取り組んでいます。

60歳を過ぎると毎年1本ずつ歯を失う!?
60歳を過ぎてから定期的にメンテナンスを受けていると、歯を失う割合は10年に1本です。一方、メンテナンスを受けていない場合は、1年に1本の割合で歯を失っていきます。医療費を比較しても、残っている歯の多い方のほうが医療費負担は少なく、失った数が多い方になればなるほど、負担が大きくなっていきます。(データ参照)
歯科 超音波スケーラー
お口の健康を守る一番の近道は、メンテナンスの継続に尽きます。毎日の歯磨きでも予防効果はありますが、歯ブラシが当たりにくい部分の汚れは、自分では落とせません。それが溜まっていくと、細菌が繁殖してむし歯や歯周病を引き起こします。そうならないためには、メンテナンスを継続することです。
メンテナンスでは、歯のクリーニングを行って、お口の中をむし歯や歯周病になりにくい環境に整えていきます。同時に、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながります。
3か月に一度がメンテナンスの周期
メンテナンスで歯垢や歯石を取り除くと、お口の中がキレイになって、むし歯や歯周病になりにくくなります。その状態を維持するには、定期的なメンテナンスが必要です。当院では3か月に一度のメンテナンスを推奨しています。メンテナンス後、3か月ぐらいで歯石がつき始めます。そのタイミングでメンテナンスをすれば、細菌の繁殖を抑えることができ、むし歯や歯周病にもなりにくくなります。3か月に一度のメンテナンスで、大切な歯をむし歯や歯周病から守りましょう。
  


Posted by koikenina at 17:21Comments(0)

2018年08月10日

歯周病の原因は、むし歯と同じく歯の表面に付着したバイオフィルムの中で繁殖する細菌です

「予防歯科」とか「虫歯や歯周病の予防」というと、「歯磨きを頑張りなさいってことでしょ」と思われる患者さまも多いと思います。
「磨かなくちゃいけないのはわかっているけど、時間もないし・・・」そんな風に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院では、患者さまにとにかく歯磨きを頑張ってください・・というようなことは申し上げません。なぜなら、磨き残しなくカンペキに磨くというのは簡単なことではないからです。
そこで私どもがお勧めしたいのが「プロケア」です。患者さまはご自分でできる範囲の歯磨きを行います(これを「ホームケア」といいます)。そしてご自分では難しい部分は、わたくし達プロが行うクリーニングに任せていただくのです。このプロが行うクリーニングを「プロケア」といいます。
エアーモーター
メインテナンスの目的
メインテナンスは、持続的なバイオフィルムの破壊と除去を行って治療によって得られた口腔内の健康な状態を維持させ、むし歯、歯周病を予防することを目的としています。
治療としては専門家によるプラークコントロールとして、スケーリング、ルートプレーニングなどを行います。

具体的には、歯周ポケット内の歯周病原菌であるグラム陰性菌群は、処置した後12~16週で、もとの歯周叢に戻る傾向があります。そこで、細菌の量が悪影響を起こしだす前に、プロフェッショナルバイオフィルムコントロールを行って、歯周病の再発を予防する為に、その人の歯周環境に応じた、今後のメインテナンス・プログラムを決定します。
歯科 鉗子
スケーリング・ルートプレーニング
歯周病の原因は、むし歯と同じく歯の表面に付着したバイオフィルムの中で繁殖する細菌です。バイオフィルムは唾液中の栄養と結びついて石のように固い物質になります。これが歯石です。歯石の表面の凹凸に細菌が付着しやすく、歯ブラシの先が届かない凹凸の中で繁殖した細菌が歯周病の原因になります。そのため、バイオフィルムを破壊するだけではなく歯石の中の細菌も除去しなければ、歯周病の進行を止めることができません。
歯周病の原因となるバイオフィルムが増殖している場所は、歯と歯肉の間の歯周ポケットの中ですから、患者さんが歯ブラシしただけでは除去することはできません。 そのため歯周ポケットの中でバイオフィルムが歯石となって歯の根に付着するのです。

歯石となったバイオフィルムは強固に歯に付着しているため、スケーラーという専用の器具を使用して取り除くスケーリングをした後、歯の表面をツルツルに滑らかにしてバイオフィルムが付きにくくするルートプレーニングをおこなうことによって歯周病の進行のリスクを軽減することができます。  


Posted by koikenina at 16:33Comments(0)