健康、生活 › 2018年11月27日

2018年11月27日

PMTCの生みの親「アクセルソン博士」の考えをもとにした根拠のある予防を

予防歯科先進国である北欧スウェーデンの調査では、国民の約9割が歯科の定期検診を受けており、70歳時点の平均残存歯数が20本でした。一方、定期検診の受診率が2%と低い日本では、70歳時点での平均残存歯数は8本。この衝撃的な結果はデンタルケアに対する意識の違い、習慣の違いがあるからと言わざるをえません。そこで注目を集めているのがスウェーデン式予防法。今からでも予防ケアを行うことで、口腔内環境の悪化を防いで健康を保つことができます。
歯科用 ダイヤモンドバー
以前のスウェーデンは、虫歯大国と呼ばれている日本よりも虫歯の子供が多い国でした。しかし、国全体で虫歯予防に取り組んだ結果、日本の10分の1以下まで虫歯を減らすことに成功。その実績から日本でもスウェーデン式予防法が注目されています。スウェーデンで虫歯や歯周病が少ない理由の一つとして、PMTCの普及が挙げられます。PMTCとは「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で、歯科医師や歯科衛生士などのプロが専用の機械を使って行う歯のお掃除。スウェーデンでは、子供でほぼ100%、大人で80%が定期的にPMTCを受け、劇的に虫歯や歯周病が減ったというデータもあります。

PMTCの生みの親「アクセルソン博士」の考えをもとにした根拠のある予防を
PMTCの生みの親である「アクセルソン博士」の研究では、PMTCを続けた人とそうでない人の虫歯発生率は4年で約15倍、6年では70倍になるという結果が出ています。また、PMTCを定期的に30年続けた方が失った歯は、年齢を問わず平均0.6本だったというデータもあります。この研究結果からPMTCの予防効果の高さが科学的にも実証されています。
歯科 ユニット
特にブラッシングでは汚れを落とすことができない、奥歯のような虫歯リスクの高い歯を徹底的にクリーニングすることの重要性をアクセルソン博士は伝えています。そしてPMTCを正しく活用することで、虫歯や歯周病のない世界が実現できると提唱しています。
そのほか、キシリトールの虫歯予防効果を発見したフィンランドのマキネン教授は、キシリトールを使った初期段階の予防の重要性を唱えています。

特に母子感染を予防するため、乳幼児からのキシリトールを使った予防の有効性を語っています。そのほかにも歯周病の権威であるリンネ教授の教えなど、当院では化学的根拠のある予防を実践しながら、患者様一人ひとりの健康なお口をお守りしています。  


Posted by koikenina at 11:39Comments(0)

2018年11月27日

『虫歯になっても削って治療をすればよくなる』と考えている方は多いのではないでしょうか

しかし、日々、多くの方々の治療をしている歯科医師の立場からすると、歯は治療すればするほど悪くなるという実感があります。そのことを裏付けるデータとして、成人の方の虫歯治療の70~80%は、過去に治療した歯の再治療であるという報告があります。また、20歳までに虫歯が1本もなければ、その後、60歳までに虫歯になる確立は、6%前後という報告もあります。しかしながら、一度、虫歯になってしまった歯は放っておいても治ることはありません。大切なことは、まずはしっかりと虫歯の治療を終えること。そして、治療した歯の再発防止と、今後、新たな虫歯を作らないための予防・メンテナンスに必要な正しい知識を持ち、少しだけこれまでと違う行動をとることなのです。
歯科レントゲン
歯磨きだけではむし歯は予防できない?!
「毎日、歯を磨いているのに虫歯になるのはどうしてですか?」患者さんからよく聞かれる質問のひとつです。もちろん、毎日の歯磨き習慣は大切なことです。しかしながら、それだけでは虫歯を予防ができないのも事実です。その秘密は、バイオフィルムとよばれる歯磨きをしていても除去できない強力な汚れにあります。このことをお伝えするために、患者さんには次のような例え話をすることにしています。
たとえば、毎日、三角コーナーの中にある生ごみを捨てますよね。これがお口の中でいう、“歯を磨く”ことにあたります。しかし、毎日、生ごみを捨てていても1ヵ月もすると、“ヌメヌメ”してきますよね。実は、これと同じことがあなたのお口の中でも起きているのです。もし、半年間も三角コーナーを掃除しなければどうなるでしょうか?そして、この三角コーナーの汚れをきれいにするためにどのような洗剤を使っていますか?おそらく、クレンザーなどの強力な洗剤を使用して、元通りのピカピカの状態に戻すのではないでしょうか。ただし、お口の中では、このような強力な洗剤を使用することはできません。したがって、それよりも安全なものが、普段、あなたが使用している歯磨き剤になります。しかし、これだけではお口の中の“ヌメヌメ”を落とすことはできません。これが、毎日、

歯を磨いていても虫歯になってしまうメカニズムなのです。
お口の中にできる“ヌメヌメ”をバイオフィルムと呼び、虫歯菌にとってのバリアのようなものといえます。バイオフィルムを除去するためには、歯科医院で定期的にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる“プロによる機械を用いた歯のクリーニング”を受ける必要があります。
マイクロモーター
虫歯や歯周病を防ぐ
虫歯や歯周病を防ぐことは、予防医療の大きなメリットです。
虫歯や歯周病の原因である歯こうは、歯みがきでは取り除くことができないため、歯科医院で取り除いてもらう必要があります。
そうすることで、虫歯や歯周病になるのを防ぐことができますし、仮に虫歯や歯周病になったとしても、自覚症状がほとんどなく自分で気づけないような初期段階で治療できるため、ダメージを最小限に抑えることができます。  


Posted by koikenina at 11:04Comments(0)