健康、生活 › 2019年02月21日

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2019年02月21日

歯周病は、糖尿病の合併症と考えることもできます。

歯周病のイメージはどうですか?
歯の周りの骨や歯茎がなくなって(歯周組織)が溶けて歯が抜けてしまう病気ですね。上の歯周病内科(薬で治る歯周病の項)でもお話したのですが、いろいろなカビ・細菌などが歯周病に関与しています。ですが、私が見るにたくさんのカビ・細菌がいても歯周病を発症されていない方が多数おられます。そうです、極端に言うと小さなお子様でカビ・細菌がたくさんいるにもかかわらず、歯周病が発症していません。
それはどういうことでしょうか?

歯周病を発症しないために
そう、体そのものの 「免疫」が関係しているみたいです。例えば「糖尿病・心臓病」など免疫が働きにくい方は歯周病になりやすいことが報告されています。日常では便秘・貧血・精神的なイライラなども非常に免疫力に関係しています。便秘は血を滞らせて(漢方で淤血(おけつ)という)血流障害が起こり、全身の一部の症状として歯茎がはれたり歯の周りの骨が溶けたりします。貧血なども酸素の運搬不足なので全身の症状として、歯茎や歯の周りの骨に出ます。精神的なイライラなども、自律神経に作用して免疫物質を出にくくする為、これもまた歯茎や歯の周りに影響します。
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糖尿病との関係
歯周病は、糖尿病の合併症と考えることもできます。
事実、糖尿病に罹患している人と罹患していない人を比較すると、明らかに前者の方が歯周病に罹っている人が多いというデータが出ているのです。
そして、歯周病に罹ると糖尿病の症状も悪化していくということがわかってきています。
つまり、歯周病と糖尿病というのは、相互に悪影響を及ぼし合っていくのです。
では実際、どのような仕組みで歯周病が糖尿病を悪化させていくのでしょうか。
それは、歯周病菌が分泌するエンドトキシンという毒素が関係しています。
糖尿病は、インスリンという血糖値を下げるホルモンに、何らかの異常が生じることで発症します。
そして、歯周病菌が分泌するこの毒素は、血液中のインスリンの働きを邪魔するため、結果として、糖尿病の症状を悪化させるのです。
ですから、歯周病の治療を行うことは、糖尿病の症状を改善することにもつながると言えます。
骨粗鬆症との関係
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骨粗鬆症は、閉経後の女性に多い病気と考えられています。
これは閉経後にエストロゲンという骨を作ることを促すホルモンの分泌が低下するためと思われます。
全身の骨というのは、絶えず新しいものに作りかえられているのをご存知でしょうか。
これを骨のリモデリングと呼びます。
ですから、常に一定の量の骨が破壊され、一定の量の骨が新生されているのです。
ここでもし、骨粗鬆症のように、骨の新生が抑制されるような全身症状が現れてしまったら、骨はどんどん脆くなっていきます。それは歯を支えている歯槽骨も例外ではありません。歯槽骨が脆くなると、歯に動揺が生まれ、炎症反応なども合わせて生じてきます。
そうして歯周炎の症状が進行していき、歯周病が悪化していくのです。  


Posted by koikenina at 11:37Comments(0)

2019年02月21日

特に、次のような対策は歯周病予防に効果的です。

歯周病は細菌感染が原因で起こる病気ですが、生まれたばかりの時から歯周病菌が口の中に存在するというわけではありません。
私たちは、どのようにして歯周病菌に感染してしまうのでしょう?ここでは、歯周病がうつる原因と感染を防ぐ方法についてご紹介しています。口の中にもともといなかったはずの歯周病菌が、赤ちゃんにうつる原因としてあげられるのが、母親などの周囲の大人からの感染です。乳児期に食べ物を噛み与えることで、お母さんの唾液に含まれる原因菌が、子供に感染してしまう可能性があります。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や唾液の分泌量の減少により、歯周病になりやすいほか、出産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、歯磨きが不十分になりがちなため、子育て中のお母さんは歯周病には注意が必要なのです。歯周病の原因菌は唾液を介してうつることから、食べ物の噛み与え以外に、キスや箸・スプーンの共用などにより、歯周病菌を相手にうつしてしまう恐れがあります。
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歯周病を予防するには?
歯周病菌がうつったからといって、必ずしも歯周病になるとは限りません。原因菌以外に免疫力やストレス、噛み合わせなどの、さまざまな条件が重なることで歯周病は発症しやすくなります。
特に、次のような対策は歯周病予防に効果的です。
プラークコントロールの徹底
歯周病菌は、歯に付着した歯垢(プラーク)の中で増殖することから、歯周病を防ぐためには、プラークコントロールによって、口の中の原因菌を減らすことが大変重要になります。
プラークコントロールは、歯ブラシのほか歯間ブラシやデンタルフロスなどを使った、日常的な歯磨きで歯垢を落とすセルフケアが大切です。しかし、セルフケアでは十分に汚れを落とし切れないため、定期的に歯科医院で専門的なクリーニングを受けて、歯周ポケットにたまった汚れを取り除く必要があります。
歯周病の二大危険因子の対策
歯周病のリスクとなる原因にとして、「喫煙」と「糖尿病」があります。歯周病は、これらの要因によって引き起こされることから、プラークコントロールと合わせて二大危険因子への対策を行うことが大切です。
喫煙
喫煙は、タバコのニコチンや一酸化炭素が免疫機能の低下や治癒の妨げにつながるため、歯周病の症状がみられる場合は禁煙が必要です。
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糖尿病
また、糖尿病になると炎症が起こりやすいため、歯周病が悪化しやすく、それより糖尿病にも悪影響を与えることから、歯周病と同時に糖尿病の治療が必要となります。
  


Posted by koikenina at 11:05Comments(0)