健康、生活 › 2019年06月

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2019年06月28日

お口の健康は、全身の健康を守ることにもつながります

従来は、歯科医院は「痛くなったから行くところ」でした。そして、また痛くなるまで行かないところでした。
しかし、予防歯科の効果が明らかになり、健康な歯を保つためにはケアやメインテナンスが大切という考え方が広まり、歯科医院は、歯が痛くならないようにするために行く場所へと変わりつつあります。

予防歯科は、長い目でみるととてもスマートな方法
例えば虫歯の被せ物や詰め物には寿命があり、素材の品質にもよりますが、通常5〜10年で取り替えることになります。取り替える際に本来の歯を削る必要があるので、歯の強度も次第に弱まり、やがて歯を失い、インプラントや義歯など高額な治療が必要になることも珍しくありません。
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一方、定期的に予防歯科を受診し、検診とメインテナンスを受けると歯やお口の中の清潔が保たれ、もし虫歯や歯周病になっていても初期のうちに簡単な治療で完治することができます。治療のための通院に多くの時間をかけたり、治療の痛みや不安感に悩んだり、高額な治療費をかけたりする必要がなくなります。

予防歯科は、数ヶ月や1年の単位で考えると手間や費用がかかるイメージがありますが、生涯を通して考えると、時間も医療費も有効に使えるとてもスマートなスタイルといえるのではないでしょうか。

お口の健康は、全身の健康を守ることにもつながります
しっかり噛んで食べることが健康の源であることはいうまでもありません。一方、多くの細菌やウィルスはお口から入ってきます。また近年、口の中の悪い細菌が糖尿病や肺炎の原因になっていることも新たにわかってきています。予防歯科で歯やお口の中を清潔に保つことは、全身の健康にもつながるのです。
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ご高齢の方は特にお口の中の清潔が重要
お年寄りになると口腔ケアがいっそう大切になってきます。免疫力が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる一方、手首に力が入りにくくなるなど体の不具合により、歯磨きやお手入れがしにくくなるからです。さらにしっかり噛んで食べることは、認知症予防にもなるとの報告もあります。高齢の方こそ、定期的な検診とメインテナンスを受けていただく必要があるのです。
  


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2019年06月28日

歯周病は再発の多い病気と言われており、治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです

歯科医院に、ご来院される理由の大きな一つが「虫歯になったから」だと思います。
では、「なぜ、虫歯ができるのでしょうか?」これは、口の中にはたくさんの細菌が住んでおり、その中の一つであるミュータンス菌が主な虫歯の原因菌とされています。口の中の虫歯菌が、食べ物の中の砂糖を栄養に、表面にネバネバした物質をつくり、そのネバネバした物質の中に虫歯菌や他の細菌が住みつき、どんどん増えていきます。これが歯垢(プラーク)といわれるものです。

そして、歯垢(プラーク)の中の虫歯菌は食べ物の中の糖質を材料に酸を作り、次第にエナメル質を溶かし始めます。これが虫歯と言われるものです。つまり虫歯とは、お口の中の細菌が私たちの食事から養分を摂取して排泄した酸によって歯が溶けてしまう現象をいいます。虫歯は、ミュータンス菌だけでなく、虫歯の進行に重要な役割を果たすと言われているラクトバチラス菌、そして歯の質にもそれぞれ個人差があります。その他の虫歯のなりやすい条件を満たしている人は特に歯を強くする対策が必要です。虫歯を予防するためにはこれらの要素を知り、それぞれをコントロールしていく事が重要であると言えます。
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メインテナンスが歯の延命の決め手になります。
歯周病は再発の多い病気と言われており、治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵されたところです。 治ったといっても溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではなく、ほとんどが歯と歯肉が弱い結合で治っているのにすぎないのです。ブラッシングが不十分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動しはじめ歯周ポケットが深くなり容易に「再発」をおこしてしまいます。
また、残念ながら治療の限界のため、部分的に治りきらないところが残ってしまうこともあるでしょう。そのような部位でも定期的なメインテナンスを継続することにより歯周ポケットがさらに深くならないように、「進行を食い止める」ことができるのです。 8020運動とは、80歳になった時に自分自身の天然歯が20本残ることを目指す運動です。

実際、日本に次ぐ世界第二の長寿国スウェーデンの80歳の老人の歯の残存数は、日本人の2倍以上(21本)で自分の歯で生活できる方が多くおられます。なぜなら、スウェーデンの人々は、歯医者は治療のためでなく、歯の汚れの除去や歯や歯ぐきの健康チェック、そして予防のため(メインテナンス)に歯医者に行くのが普通と考えているからです。予防歯科を受けて歯を大切にするという習慣が普通であり、これはアメリカやヨーロッパ各国もほぼ同様です。
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それに対して日本人のメインテナンス率は約2%です。しっかり定期的に予防歯科(メインテナンス)を受けることによって、天然歯で一生過ごせることが可能になります。
歯科クリニックにて、是非、予防歯科をお受け頂き、しっかりとした歯のメインテナンスを実施下さい。  


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2019年06月27日

歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょう

予防歯科とは
これまで歯医者さんへ行くのは「歯が痛くなった時」または「虫歯の治療するために」という考え方ではありませんでしたか?
もちろん、治療医療は必要不可欠ですが治療医療のみだけ進んでしまうと、結果的に虫歯や歯周病が増え続けてしまうのが現実なのです。
これからは、しっかり予防歯科を行い、いかに虫歯で歯を削らないか、歯周病で歯を抜かないかが大切です。虫歯や歯周病にならないために日頃から歯医者さんで管理、指導する新しい歯科医療それが予防歯科医療です。

虫歯のできる理由
歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょう。人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もないよ。」という人もいます。原因は、ミュータンス菌という、虫歯菌が、生後10ヶ月~31ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染するのが原因です。保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より効率良く感染していきます。その時、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。

いったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事は出来ません。ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまう為です。このミュータンス菌は、糖分を栄養にして酸を出します。この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かし、その部分に穴をあけます。これが虫歯のはじまりです。
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虫歯になる条件
虫歯になりやすい質の歯である
歯垢をつくりやすい糖分を摂取している
虫歯菌(ミュータンス菌)がいる
歯を磨くまでの時間が経過している
虫歯の予防
虫歯の原因はわかっていますから、上記の4条件を解消することがそのまま予防につながります。
歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除き、セルフケアではとれない部分は歯科医院で取り除きます。あとはあなたが、毎日の生活の中でこれら4つのリスクを減らす努力をしていけば、虫歯の引き金が絶たれ、良い結果に結びつくでしょう。
虫歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。あなたの少しの努力でいつまでも健康な歯を守ることができます。歯科用材料  


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2019年06月27日

『入れ歯なりたいですか?』と聞くと、「なりたいです」と答えられる人は、今まで1人も会ったことがありません

一般的に、成人の約8割が歯周病だと言われていますが、当院の考えとして100%とお伝えしています。
歯医者に来る方は、むし歯で来る人、歯周病で来る人、知覚過敏で来る人など、理由は様々です。どの治療を行うにも、まずは歯垢をクリアにしなければいけません。その後、必ず歯周病の話をしています。なぜかというと、ほぼ100%の方が歯周病であると考え、治療に当たっているからです。なぜならレベル10がMAXとして、レベル1やレベル0.5でも歯周病とカウントしているためです。レベル5でキープするより、レベル8でじたばたあがくより、レベル0.5でキープできた方が、将来その人のためになります。
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『入れ歯なりたいですか?』と聞くと、「なりたいです」と答えられる人は、今まで1人も会ったことがありません。しかし残念ながらなってしまう人はいます。そうなってしまった人は、「この歯がダメ、あの歯がダメ。抜くしかないですか」と聞かれます。そのダメの一因が歯周病なんです。歯のなくなる原因の6割5分が歯周病です。残り3割が神経を抜いたことが原因で、その歯が折れたり、中が膿んでしまい、どうしようもなく抜く人。むし歯単独では1割弱なのです。

だったら、6割5分の歯周病のリスクを0にすることができれば、自分の歯でずっとごはんが食べられるのです。その6割5分下げるためには、歯周病がどんな病気なのか知っているのと知らないのとでは、患者さん自身の治療への気持ちが変わってきます。

歯周病ってどんな病気?
歯は歯茎ではなく、顎骨という骨に埋まっています。
「歯周病ってどういう病気ですか?」と聞くと、ほとんどの人が、歯茎が腫れる・歯茎が下がる・口臭がする病気だと言われることが多いです。CMでも、トマトがぐちゅぐちゅになったりしているものが使われ、そのイメージがついてしまっていますが、歯周病とは骨は溶ける病気なのです。歯周病により歯が溶け、溶けたものが膿になる。膿がたまると歯茎が膨れ歯がぐらぐらします。最終的に歯が抜けてしまうのです。
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歯周病の原因はばい菌です。ほんの少しの歯垢(プラーク)に、1億個のばい菌がいると言われています。ばい菌は身体の胃や腸にも皮膚にもいます。生きていくうえで人はばい菌と共存をしているのです。しかし、何百億もいるのは身体によくないため、歯石をとりばい菌を減らしているのです。私たち歯科が歯石をとるのは、歯を綺麗にするためではなく。ばい菌の量を減らすために、歯周病の治療のために歯石を除去しているです。結果、歯がきれいになるのです。

歯石には2種類あります。歯茎の上に着く縁上歯石(白色)と、歯茎の中につく縁下歯石(黒色)があります。歯茎の中に着く歯石の方がたちが悪いのです。歯周病の治療には中の歯石まで落とすのが大事ですので、縁下歯石を落とすまでが初期治療となります。初期治療が終えるのに、1度に全てを行うのは大変です。そのため5回くらいに分けており、必ずコンプリートしてもらうようお願いしています。  


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2019年06月27日

TBI(歯磨き指導) − 正しい歯磨きの習慣化

「歯周病」は細菌によって歯ぐきが炎症を起こし、歯周組織を破壊してしまうお口の感染症です。虫歯とは異なりかなり進行しても痛みなどの自覚症状がないため、気づかないうちに重度まで進行してしまう可能性が高いことが特徴です。悪化すると歯が抜けて落ちてしまうこともあり、今日では「日本人が歯を失う原因の第1位」となっています。痛みがないからと言って、決して無視できない怖い病気なのです。

8020運動は厚生労働省と日本歯科医師会が国民に呼びかける歯の健康運動です。
この運動に賛同する当院の予防歯科の目的も8020、患者様が80歳になった時に20本の歯が残っているように、1本でも多くの健全な歯が残せるようMIの概念を取り入れた予防歯科治療をしています。

TBI(歯磨き指導) − 正しい歯磨きの習慣化
歯磨きは虫歯や歯周病を予防するもっとも有効な手段です。しかし、歯の隅々まで磨けていないと意味がありません。TBIでは染め出しによる磨き残しチェックをおこない、患者様に合った正しい歯磨き方法を説明します。正しい歯磨きで虫歯・歯周病を予防し、お口の健康ときれいな口臭に努めましょう。歯ブラシや歯磨剤にはいろいろな種類の物があります。当院は口腔ケア製品を多数取り揃え、患者様のお口の状態や要望にお答えすることができます。
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歯のクリーニング(PMTC)−プロフェッショナルクリーニング
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は予防歯科の先進国スウェーデンでシステム化された歯科医院でおこなう専門的な歯のクリーニングです。専用機器や専用器具を用いてお口の中をきれいにする治療で、定期健診時などにおこないます。虫歯や歯周病から歯を守ることはもちろん、口臭予防にも効果があり、すっきりとした爽快感が得られます。

フッ素で虫歯予防 − PMTCとの併用で安全・効果的なフッ素塗布
フッ素には歯の再石灰化を促したり、虫歯菌の活動を低下させる働きがあります。
小さな虫歯であればフッ素の利用と唾液の力で虫歯を自然治癒させることも可能です。
PMTC・フッ素・唾液、この3つの効果を有効に機能させることで歯の健康が保つことができます。
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フッ素とは?
フッ素(元素記号:F)は海草類や魚類、お茶などにも微量ながらも含まれている元素で、栄養学では少量ながらも必ず摂取しなければならない微量栄養素とされています。歯科医院で使うフッ素は正確にはフッ素化合物になります。過剰摂取は“歯のフッ素症”の原因にもなるため、歯質にあった適切な用法によるフッ素処置が大切です。
  


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2019年06月26日

スケーラーという専用の器具を用いて、歯や歯根の表面から歯石を取り除きます。

初期状態としては歯茎の腫れや変色が見られます。
そのとき痛みはなく、ご自分で気付ける変化としては外見上だけですので、鏡を注意深く見ないと発症に気づくことができないかもしれません。進行が進むと少しの刺激で歯茎から出血するようになり、さらに悪化すると歯茎が溶けるように痩せていきます。

歯茎が一定以上痩せていくとその上に乗っている歯を支えきれなくなり、やがて歯がぐらつき始めます。その時点でようやく異変に気付いて歯科医院に行っても、もう抜歯以外の選択肢がない、という診断をされることがあります。歯周病の原因菌は全身の疾患にも影響していることが研究で明らかになっており、さらに進行すると歯を失うことにも繋がる大変怖い病気です。
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今では広く知られていることですが、日本人の成人の大半(およそ80パーセント)が歯周病にかかっている、もしくはその予備軍だといわれています。そして歯を失う原因の1位は歯周病になっています。80パーセント、およそ八割が歯周病にかかっているといっても進行具合の差はありますし、歯周病を引き起こす細菌は複数確認されているため、その症状や原因はそれぞれ異なります。

最も多くの人がかかっている歯周病は「慢性歯周炎」というタイプのもので、平均して30代から40代に発症しそのあとゆっくりと進行していきます。しかし中には進行のスピードが速く、発症してから急速に歯を失ってしまうケースもありますし、10代から発症する人もいるので、どのようなタイプでも注意が必要です。

歯周病予防歯科で取り組むこと
スケーリング(歯石取り)
スケーラーという専用の器具を用いて、歯や歯根の表面から歯石を取り除きます。
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SRP(高度な歯石取り)
「スケーリング&ルートプレーニング」といい、歯周ポケットに入り込んでしまった歯石を専用器具により掻き出します。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
歯ブラシで取ることができないバイオフィルムを専用器具を用いて予防します。非常に爽快感を伴うクリーニングです。
  


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2019年06月26日

高齢になった時に歯を失う一番の原因

歯周病とは、歯と歯茎の間に溜まった歯垢(プラーク)内の細菌に感染することで、歯茎が炎症を起こしたり、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けてしまったりする病気です。症状が進行すると歯が抜け落ちてしまうこともあり、現在、高齢になった時に歯を失う一番の原因であるとされています。

歯周病との付き合いは、身長が止まった時点、つまり成長が止まった時点から始まると言っても過言ではありません。そして一度歯周病にかかると完治させることはできません。ですので、20代前半までにいかに「歯を定期的にメンテナンス」する習慣を付けておくが、歯周病を予防する上で非常に重要であり、ひいては「天然歯の維持」にも繋がるのです。
歯周病の特徴
歯周病は初期段階にはほとんど自覚症状がありません
歯周病は「サイレントキラー」とも呼ばれます。それは、初期段階には痛みなどの自覚症状がほとんど現れず、気がついた時には症状が進行してしまっていたというケースが多いからです。そのため、歯周病を早期発見・早期治療するためには、歯科医院で定期検診を受ける必要があります。
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高齢になった時に歯を失う一番の原因
歯周病は症状が進行すると、歯槽骨が溶けて歯がぐらぐらと動くようになり、最悪の場合、そのまま抜け落ちてしまうこともあります。そのため、高齢になった時に歯を失う一番の原因であるとされています。そうしたことから、歯周病を予防することは「天然歯の維持」に繋がると言えます。

全身の健康にも影響をおよぼします
歯周病はお口の中だけでなく、糖尿病や心臓病など、全身の健康にも影響をおよぼすことがわかっています。さらに妊娠中の歯周病は、飲酒・喫煙の約5倍、早産や流産のリスクを高めると言われています。歯周病は耳慣れた病気であるため、警戒心の薄い方もいらっしゃるかもしれませんが、決してあなどっていい病気ではありません。全身の健康を守るためにも、歯科医院で定期検診を受けられて早期発見・早期治療をはかるようにしてください。
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歯周外科治療
歯周ポケットに歯石が大量に付着している場合、また、歯周ポケットが非常に深くなり、歯石の除去が困難な場合などは、スケーリングやルートプレーニングなどの歯周基本治療以外にも、「フラップオペ」という治療を行うことがあります。フラップオペでは歯茎を切開し、歯根の表面まできれいに清掃します。また、歯周病により歯槽骨が溶けてしまった場合などには、「GTR法」「エムドゲイン」など歯周組織再生療法を行うことがあります。  


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2019年06月25日

歯周病菌が肺に感染し肺炎になることがあります。

歯周病はさまざまな全身疾患のリスクになります。
歯や歯ぐきの健康は口の中だけでなく全身とも関係しています。
口の中には何百種類という細菌が生息していますが、口から体の中に入り込むことで、さまざまな病気(心臓病、肺炎、糖尿病、早産等)を引き起こすことが知られています。
歯周病は歯周病菌の塊である歯垢(プラーク)や歯石による歯ぐきに炎症を引き起こす病
気の事ですが、口の病気と油断してはいけません。

【肺炎】
歯周病菌が肺に感染し肺炎になることがあります。
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【心臓病】
重症になると歯周病菌による炎症から血栓(血の固まり)ができやすくなるため、動脈硬化を招き心筋梗塞(しんきんこうそく)や狭心症(きょうしんしょう)などを引き起こすことがあります。
また心臓の内側にある心内膜(しんないまく)の炎症を引き起こし、細菌性心内膜炎(さいきんせいしんないまくえん)になる場合もあります。

【糖尿病】
糖尿病と歯周病は特に関係が深いと言われています。
歯周病が進行するとご飯をしっかり噛んで食べる事が出来なくなり消化作用が弱くなります。そうなると血統値のコントロールがうまくいかず、糖尿病を引き起こす原因になります。血糖値のコントロールがうまく出来ていないと、だ液の量が少なくなり口の中が乾いて歯周病菌が増えてしまいます。糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると血糖コントロールが難しくなり、さらに悪化してしまう可能性があります。近年では、歯周病菌を一掃して歯周病を治療した結果、糖尿病が改善されたという研究結果も出てきています。まだまだ研究が必要な分野です。
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【早産】
歯周病菌による口内の炎症が胎児の成長に影響し早産を引き起こすことがあります。
歯周病の妊婦は、歯周病でない妊婦と比べて、早産や未熟児を出産する確率が7倍にもなるといわれています。  


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2019年06月25日

「審美歯科」という言葉を最近よく耳にします。ではこれはどういうことなのでしょうか?

もちろん、治療後の歯の見ための美しさが大事です。しかしそれ以外にも歯ぐきがきれいなピンク色をしているか、噛み合せは問題ないか、歯の根の中はきちんと治療されているか、治療したものが問題なくずっと使っていけるかなど、クリアしなければならない項目はたくさんあります。いわば歯科医の治療技術の集大成ともいうべきものと言えるでしょう。
審美歯科の治療はどの病院でも行っているものですか?
見た目を綺麗にするといった点ではどこでも治療しているでしょう。しかし、一時的な見た目の美しさだけでなく、機能面でも優れ、長く使っていくことが出来るものとなると病院を選ばなくてはいけません。例えば今まで長期間かかった歯並びの矯正が短期間で出来るとなると、そこには必ず無理が生じます(実際には思うように歯が動かなかったり、急ぎ過ぎたために歯の根が溶けたりすることがよくあります)。疑問点を遠慮なく聞き、明確な答えが返ってくるような先生をまず見つけましょう。
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歯並びの矯正
歯並びは遺伝による影響が大きく、乱れている場合は手を加えないことには良くなりません。ケースにより治療期間が長くなることがありますが、綺麗な歯並びになることにより、見た目が良くなるだけでなく、手入れがしやすい・良く噛めるなど、口の中の環境が大きく改善されます。
セラミックを用いた治療
奥歯の金属の色が気になる、前歯を保険の治療でしてもらったが、色合いがどうも、という時はセラミック(ポーセレン)を用いた治療が最適です。セラミックは化学的に安定しているため、変化することもなく、また、体にとっても優しい素材です。
セラミックを使うと費用がかかると聞きましたが、どれくらいなのですか?
治療内容によりますが、1本につき5~10万程度です。
もっと安いものはないですか?
今はハイブリッドセラミック(セラミックとプラスチックの間の素材)があり、これならばセラミックに比べて低価格です。しかし、強度の点、色合いの美しさなどでセラミックより劣る部分もあるため、すべての歯において使えるわけではありません。
セラミックはどのくらいもちますか?
セラミック自体は化学的に安定した素材であるため、強い衝撃などで折れたりすることがなければ自分の歯と同様に長く使えます。しかし、歯周病などで歯の支えとなる根の部分が悪くなるとセラミックは悪くならなくても歯自身が抜け落ちることもあります。セラミックを付けてしまえば治療が終わるのではなく、定期的に検診することが大切です。
クリーニング
歯の表面にこびりついた黒い汚れ、これを除去する治療です。歯石は歯と歯ぐきの境目に付きやすいですが、この黒い着色は歯の表面に蓄積するため、専用の器械を用いてジェット水流で洗い流します。歯を削ることなく、きれいに着色を取り除くことが出来ます。この黒い着色はコーヒーやお茶を多く飲む方、喫煙をされる方によく見られます。放置すると見た目に悪いだけでなく、虫歯や歯周病、そして口臭の原因になることもあります。定期的に掃除して、歯を清潔に保つとともに、自分の歯の本来の色合いを取り戻しましょう。
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2019年06月24日

虫歯になってしまうと、虫歯の部分を削って詰め物や被せ物をしなければならないのです

歯医者は歯が痛くなってから行くところと考えていませんか? 初期の虫歯は、ほとんど自覚症状がありません。このため、歯が痛んだりしみたりしてから歯医者に行くと、虫歯がかなり進行している場合も多いのです。お口の健康を守るためには「治療よりも予防」が大切です。子どものときから予防のために歯科へ行く習慣を付けましょう。

「虫歯になっても歯医者さんで治療すれば大丈夫」と思っている方も多いのでは。歯はたとえ治療しても、二度と元通りの健康な歯に戻ることはありません。虫歯になってしまうと、虫歯の部分を削って詰め物や被せ物をしなければならないのです。
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しかも治したら終わりというわけでもありません。一度虫歯にかかってしまった歯は虫歯の再発リスクも高いのです。実際に80%くらいの患者さんが、同じように虫歯にかかって再来院されています。治療した歯が再度虫歯にかからないように、定期検診と定期クリーニングなどの予防メンテナンスが重要です。このように、いつまでも健康な歯を残すためには、日頃から虫歯にかからないように予防することが大切です。ご自身のためにも、大切なお子さんのためにも、家族みんなで虫歯予防を心がけましょう。

海外と日本の予防意識の差
海外、とくに歯科先進国といわれる欧米の国々と日本では、予防歯科に対する意識に大きな差があります。残念ながら日本では予防やメンテナンスに対する意識が低く、「歯医者さんへは悪くなってから通うところ」という考えが根強いようです。
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一方で北欧や北米などでは、「歯医者さんは虫歯になる前に行くところ」という認識です。こうした歯科先進国では、定期検診の受診率は80%以上。これに対して日本ではわずか2%ほどしかありません。こうした定期検診の受診率の差は、80歳時点での歯の残存本数にもあらわれています。2012年の厚生労働省の調査によると、日本では平均で10本以下しか残っていないのに対して、スウェーデンではなんと20本の歯が残っているのです。
親知らずを除くと永久歯の数は28本。イキイキと暮らしていくためには20本の歯が必要といわれています。いつまでも自分の歯でおいしく食べられるように、私たちの予防歯科に対する意識を変えていきましょう。  


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