健康、生活 › 2019年10月15日

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2019年10月15日

歯周病にかかってしまうと、筋肉収縮に悪影響を及ぼし、早産や低体重児出産のリスクが高まります

歯周病とは、歯垢(プラーク)や歯石に潜んでいる歯周病菌によって、歯茎に炎症が起こり歯茎が腫れたり歯を支える骨が溶けてしまったりする病気です。
歯茎の炎症が進行していくと、歯と歯茎のすき間に歯周ポケットと呼ばれるすき間ができます。そのすき間が大きくなればなるほど、重度の歯周病となります。初期の歯周病は自覚症状がなく、気づいた時には重度の歯周病に侵されてしまい、歯を失うことになる恐ろしい病気です。進行を防ぐためにも、定期検診を受け、早期発見早期治療することがとても重要です。
ニッケルチタンファイル
歯周病が全身に及ぼす影響
自覚症状があるにも関わらず、治療せずそのままにしておくと、歯を失うだけでなく、歯茎などの血管から歯周病菌が身体に侵入し、全身疾患を悪化させる可能性があります。
糖尿病
血糖値を下げるインスリンが、歯周病菌により作られにくくなり、糖尿病を悪化させる原因となります。また糖尿病の人は、歯周病になりやすく、歯周病の治療をすると糖尿病の症状が改善されたりなど、影響されやすい関係だと言えます。
血栓による疾患
血液に歯周病菌が侵入すると、血管内で血栓ができやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化などの心疾患が起きやすくなります。 
誤嚥性肺炎
歯周病菌を含んだ唾液などが、誤って気管や肺に入ってしまうと、肺炎を起こしてしまいます。特に、免疫力が低い高齢者は注意が必要です。
早産や低体重児出産
妊娠中は、特につわりなどで口腔内の環境が悪くなり歯周病にかかりやすいと言われています。歯周病にかかってしまうと、筋肉収縮に悪影響を及ぼし、早産や低体重児出産のリスクが高まります。
歯科用拡大鏡
軽度
歯茎に初期の炎症が起きている状態です。歯周ポケットは、2〜5mmです。歯茎が少し腫れたり、出血したりします。痛みなどの自覚症状はまだあまりありません。
【治療内容】
専用の機械で歯石や歯垢を取り除きます。
中度
炎症が歯茎の奥の骨まで進んでいる状態です。歯周ポケットは、4〜7mmです。歯がぐらついたり、出血がひどくなったり、口臭がしたりします。
【治療内容】
機械を使った歯石取りだけでは落としきれない歯周ポケットの奥深くに入り込んだ汚れを専用の器具を使って取り除きます。
重度
炎症が原因で歯を支えるあごの骨が溶けている状態です。歯周ポケットは、6mm以上です。歯のぐらつきがひどくなり、出血や膿が出て痛みが増します。さらに悪化すると、抜歯が必要となります。
【治療内容】
局部麻酔をかけ、歯茎を切開して汚れや歯周病に感染している組織を取り除きます。  


Posted by koikenina at 11:57Comments(0)