健康、生活 › 2019年11月05日

2019年11月05日

虫歯の進行状態はCO~C4の5段階に分類されています。

なぜ、虫歯になるの?
虫歯は3つの要素が重なって発生します。虫歯菌と糖分、そして時間です。虫歯菌には多くの細菌が存在することが報告されていますが、その代表はミュータンス菌とラクトバチラス菌です。それらの菌は、栄養素として糖(スクロース)を取り込み、増殖していきます。そして、酸を産生してエナメル質を溶かしていくのが、虫歯の正体です。エナメル質はpH5,4以下の状況になれば溶けていくことがわかっているため、お口の中をそれ以上の環境にしていれば虫歯にならないことになります。また、虫歯はだいたい1ヶ月で発生することもわかっています。そこで、酸性に傾いたお口の中を中和するのに役に立っているのが唾液です。唾液には、殺菌作用の他に緩衝作用、洗い流し作用、希釈作用などがあり、いったん溶けかけたエナメル質を正常な状態に戻す(再石灰化と呼んでいます)に大きな役割を果たしています。
スケーラー 歯科
虫歯の進行・治療法
虫歯の進行状態はCO~C4の5段階に分類されています。
C0
COは虫歯の初期段階で、エナメル質が少し溶け、白く濁り、溝が茶色くなったりします。 再石灰化することで、正常な歯に戻る場合があります。
治療法:要観察で適切なブラッシングを続け、フッ素塗布で治る場合があります。
C1
エナメル質が溶け、茶色または黒くなり、小さな穴が空きますが、 まだ痛みはありません。再石灰化は難しいですが、この状態の治療としては、歯を削る範囲が少なく済みます。
治療法:虫歯の箇所を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。

C2
象牙質まで虫歯が達している状態で、象牙質は柔らかいため、急激に虫歯が進行します。 ここまでくると、冷たいものや甘いものがしみるたりします。
治療法: 虫歯の箇所を削り、インレー(詰め物)やレジン(歯科用プラスチック)を詰めて、治療を行います。
C3
歯の神経(歯髄)まで虫歯が達している状態で、 神経に炎症が起きるため、ズキズキとひどく痛みを感じます。治療法:虫歯に冒された神経を除去し、神経が入っていた根管内を消毒し、薬剤を詰める根管治療(歯の根の治療)を行い、クラウン(被せ物)を被せる治療を行います。
根管長測定器
C4
歯の上部が全部溶けてしまい、ほとんど根だけが残った状態で、さらに炎症が進行すると神経が死んでしまい、痛みがなくなります。 この段階までくると、抜歯しか方法がないことが多くなりますが、ケースによっては歯周外科で残せる歯もあります。
治療法:多くの場合、抜歯が必要ですが、矯正的挺出や歯冠長延長術などにより歯を残せることもあります。抜歯になった場合は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで失った歯の機能回復を図ります  


Posted by koikenina at 12:21Comments(0)

2019年11月05日

一方、セラミックやジルコニアは、こうした着色や変色といった変化が起こりにくいといえます

自費診療の詰め物・被せ物
2-1. 歯の色の再現性が高い
自費診療であれば、色々な材料を使って詰め物や被せ物を作ることができます。代表的な材料としては、セラミックやジルコニアが挙げられます。これらの材料は、歯質の色と非常に近い白色を再現できるため、一見すると詰め物や被せ物を装着しているようには見えません。
歯科用マイクロモーター
保険診療のレジンは、使用できる素材が限られていますので、セラミックやジルコニアには劣るといえるでしょう。
硬くて摩耗しにくい
セラミックというのは、陶器などに使用されている陶材と同義ですので、非常に硬いです。また、レジンのように経年的に摩耗することが少なく、傷もつきにくいといえるでしょう。レジンの場合は、硬いながらも結局はプラスチックですので、毎日使い続けることによって、摩耗したり傷が付いたりします。

ちなみに、ジルコニアやアルミナというのは、ニューセラミックスと呼ばれる新しい歯科材料で、従来のセラミックよりも強度や審美性がさらに高まっています。
着色や変色が起こりにくい
詰め物や被せ物の審美性を低下させる要因として、着色という変化が挙げられます。本物の歯においても、変色を気にされている方は多いかと思います。

コーヒーや赤ワインなど、着色性の強い食品を毎日摂取していると、歯質というのは着色してしまいます。いわゆる黄ばみや黒ずみといったものですね。実は詰め物や被せ物にもこうした変化が現れます。
根管治療機器
特に、レジンとセラミックを比較した場合、レジンの方が着色する傾向が強いです。また、レジンは使い続けることによって材料自体が劣化し、着色だけでなく変色を起こすこともあります。

一方、セラミックやジルコニアは、こうした着色や変色といった変化が起こりにくいといえます。
虫歯になりにくい
レジンと比べると、セラミックやジルコニアは変化が起こりにくい材料といえます。これは同時に、虫歯になりにくい材料ということもできます。詰め物や被せ物の下には、健康な歯質が残っているのですが、詰めている物や被せている物が変化してしまうと、二次う蝕と呼ばれる虫歯の再発も起こりやすくなります。
  


Posted by koikenina at 11:53Comments(0)

2019年11月05日

唾液には口腔内の細菌の活動を抑制したり、自浄したりするなどの様々な作用があります

唾液検査とは、採取した患者さまの唾液から「唾液量」「虫歯の原因菌の数」「歯周病の有無・程度」「唾液緩衝能」「口臭の原因」などを確認して、虫歯や歯周病のリスク把握するための検査です。唾液には細菌の活動を抑制したり、洗い流したりする作用があり、その性状を確認することはお口の健康維持に役立ちます。

唾液検査を受けて効果的に病気予防しましょう
現在、歯周病はお口の中だけでなく、糖尿病や肺炎、認知症などの全身疾患とも深い関わりがあることがわかっています。各種メディアでもそうしたことが伝えられていて、口腔ケアが身体の健康を守るうえで大事だと気づかされた方も多いことでしょう。
口腔ケアの重要性に気づき、高いモチベーションを維持し効果的に病気予防したいという方などに唾液検査はおすすめです。唾液の性状を確認することで、虫歯リスクが高いのか、それとも歯周病リスクが高いのか、ご自身が注意しなければいけない病気を把握しそれに応じて歯ブラシや歯磨き粉を選ぶなど、普段のケアの精度向上に役立てることができます。当院でも検査結果に応じて、適切な清掃用具やケア方法などをアドバイスいたします。
唾液検査でわかること
パルスオキシメーター
唾液量
唾液には口腔内の細菌の活動を抑制したり、自浄したりするなどの様々な作用があります。そのため、唾液量を検査することで虫歯・歯周病リスクが把握できるようになります。

虫歯の原因菌の数
唾液検査により虫歯の原因となるミュータンス菌や、虫歯を進行させるラクトバチラス菌などの数がわかり、口腔内の虫歯リスクが把握できるようになります。

歯周病の有無・程度
歯周病が進行すると歯茎から出血することがありますが、唾液中のヘモグロビンを測定する「出血検査」でその状態が確認できます。また、歯周病により歯茎が損傷を受けると唾液中のLDH(乳酸脱水素酵素)の値が上昇することがわかっていて、「炎症検査」でその程度を確認することができます。
超音波スケーラー
唾液緩衝能
唾液緩衝能とは、口腔内のpHが酸性やアルカリ性に傾こうとした時、それを正常な範囲内に中和させる作用のことです。酸性に傾いている状態が長く続くと脱灰が進み、歯を修復する働きである再石灰化が間に合わなくなって、虫歯リスクが高まります。
ご自身の唾液緩衝能を把握して脱灰・再石灰化のバランスを取るようにすることで、虫歯リスクが低減できるようになります。

口臭の原因
お口の中にたくさん細菌がいると、唾液中のアンモニアが多くなって口臭の原因となるとされています。唾液検査では、こうした口臭の原因の把握にも役立ちます。  


Posted by koikenina at 11:30Comments(0)