健康、生活 › 2020年01月13日

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2020年01月13日

むし歯や歯周病の原因となる「バイオフィルム」とは?

むし歯や歯周病は、ある特定の細菌が引き起こす感染症です。毎日の歯磨きでも取りきれずに、長い時間、歯の表面に残された細菌のかたまり(プラーク)は、やがてフィルム状に強固にこびりつき、増殖します。

古くなったプラークが作り出すこの細菌の巣「バイオフィルム」は、他の異物の侵入を拒む性質があり、うがい薬なども効果が発揮できません。ちょうどお風呂場や流しのパイプの内側に付着している汚れと同じようなもので、こうなるとハブラシでどんなに丁寧に磨いても、なかなか取り除くことができません。

定期的な「歯のクリーニング」でこの「バイオフィルム」を取り除くことが、あなたが抱える“お口の悩み”を解消する糸口になります

歯のクリーニング法
プロが行うお口のお掃除です。以下のような方法を用いて、それぞれの利点を最大に生かせるよう、患者さんの状況に応じて組み合わせ、段階的に行います。
ホワイトニング機器
1. ハンドクリーニング
毎日のブラッシングでもみがき残しがちな歯間部や隣接面のプラークを、歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを用いて、プロのソフトなハンドクリーニングで除去します。舌の表面の汚れ「舌苔(ぜったい)」も舌ブラシなどを使ってケアします。

2. PMTC (Professional Mechanical Tooth Cleaning)
専門的なさまざまな回転器具を用いて、主に表面積の大きな部位のバイオフィルムを機械的に破壊し除去する方法です。歯石除去とは異なり、生きた細菌が多く含まれる古い歯垢の除去が目的です。
PMTCの特徴は、爽快感と快適さにあります。歯のクリーニング専用に開発された特殊なブラシやゴムのカップなどを使うので、痛くありません。プラークに含まれる細菌を落とすことにより、歯肉の腫れや痛みを改善し、むし歯や歯周病を予防するのみならず、タバコや茶渋などの汚れもとれ、歯の表面はツルツルになってとても気持ちがよく、汚れもつきにくくなります。
歯科 ユニット
PMTCの手順
固着性の強いバイオフィルムは、ブラシと研磨粒子の粗いペーストで除去します。
ラバーカップと研磨粒子の細かいペーストを用い、表面の汚れを落とします。
プラスチックのチップを使って、歯と歯の間の汚れを落とします。
歯周ポケット内部のバイオフィルムも除去します。
さわやかな洗浄液で、お口の中をきれいに洗います。  


Posted by koikenina at 13:26Comments(0)

2020年01月13日

「平均寿命」と「健康寿命」の差=介護期間

歯と入れ歯、長生きの秘訣
歳を取っても歯がある人は元気という昔からの言い伝え、聞いたことあると思います。実は、科学的な根拠があるのです。自分の歯で噛めているかた、歯を失っていても入れ歯を使って噛めているかたは、体力の衰えがなだらかであることが近年の研究結果で分かってきました。

「平均寿命」と「健康寿命」の差=介護期間
日本人の現在の「平均寿命」は、男性で約80歳、女性は87歳に迫る勢いで延びていますが、「健康寿命」はというと、男性で約71歳、女性は約74歳にとどまっているのです。
平均寿命と健康寿命の差は、男性で約9年、女性では約12年もあります。つまり多くのかたが10年ほどの介護期間を必要としているということになります。
歯科器材
健康寿命と「歯」の役割
自分が高齢になったとき、体力低下を防いで長生きするには、体重が1年で2ー3kg減ったり、外に出かけるのがおっくうになるなどのフレイルの兆候に早めに気づくことです。
フレイルとは筋力が落ちたり、精神的な活力が落ちて虚弱になることをいいます。フレイルの特長は、放っておくと悪循環になってしまうことです。

筋肉量が減る→運動量が減る→食欲が落ちる→低栄養になる、といったように体力が衰えると気力が、気力がなえるとさらに体力が落ちてしまい虚弱化を進行させてしまいます。また、高齢者のかたに多い転倒への恐怖心も、フレイルの悪循環の大きなきっかけになります。十分に歩けるうちにエクササイズや運動で筋肉の減少を防ぐことが大切です。運動のほかに現在注目されているのが「歯」の役割です。
超音波スケーラー
噛み合わせが良い人は生存率が高い
ある調査では、「噛み合わせが安定している」、「噛み合わせが不安定」、「噛み合わせがまったくない」の3グループに分け、生存率を調べた結果、噛み合わせがよい人ほど生存率が高く、噛み合わせがない人ほど生存率が低くなっていることがわかりました。しかし、すでに歯を失ってしまっているかたでも大丈夫です。入れ歯を使っている場合と入れ歯を使っていない場合の生存率でも大きな差がでることが分かりました。ご自分の歯が多数残っているのが理想ではありますが、入れ歯を使ってよく噛める状態を維持できていれば、より長生きすることができるのです。  


Posted by koikenina at 13:12Comments(0)

2020年01月13日

歯周病は、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が原因で起こる病気です

歯垢はお口の中の細菌の塊(バイオフィオフィルム)で、食べカスを栄養源として毒素を出します。その毒素が歯肉や歯を支える(歯槽骨)などを破壊していきます。プラークはブラッシングにより除去できますが、実際にはどんなに上手に磨くことができる人でも、60~80%程度しか除去できません。残ったプラークが唾液に含まれるカルシウムと結合することにより、歯石ができます。歯石は歯ブラシでは除去できず、表面がザラザラしているため、プラークがさらにつきやすくなります。また、歯石の下は歯周病菌が繁殖し、いわゆる歯周病菌の巣ができます。これにより、磨いても歯周病が進行してしまうのです。
光照射器
歯周病を予防するには
歯周病は治らない病気と言われていますが、予防は可能です。正しいプラークコントロール(ブラッシング方法)を身につけて毎日、口腔環境を清潔に保つことが必要です。それに加えて、定期的な検診および歯科医院での機械的清掃により、歯周病の悪化、治療後の再発を予防することができます。  

健康な歯肉
歯肉に炎症のない状態です。
プラークが付着したままになると歯肉炎へと移行します。

2. 歯肉炎 
歯垢が歯や歯肉にたまり、歯肉の表面が炎症を起こします。歯肉の炎症だけで、歯槽骨の吸収はありません。
スケーリング(歯石やプラークの除去)やブラッシングで改善します。
小学生でも半数近くは歯肉炎の傾向があります。 
ニッケルチタンファイル
3歯周炎(軽度~中等度) 
細菌がポケットから侵入し歯肉の中まで破壊して、歯周炎が始まります。歯肉の炎症だけでなく、歯槽骨が吸収をはじめます。
スケーリングだけではなく、SRP(麻酔下での深部の清掃)や外科手術が必要になります。
成人の80%がここに含まれ、治療を行わない限り改善はしません。

歯周病(重度) 
歯はグラグラし、保存する事が困難になります。歯槽骨が徐々に溶け出し歯を支えられなくなり、最後は歯が抜けてしまいます。
ここまで放っておくと、歯槽骨の吸収が激しく、義歯では快適な生活を送ることができません。また、インプラントをする際にも制約がでてきます。
  


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