健康、生活 › 2020年06月

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2020年06月16日

歯垢や歯石を除去るすことで口腔内の細菌数をコントロールします

口内炎ができる原因
口内炎は、口腔内の粘膜に起こる炎症の総称です。つらい痛みを感じたり、食物や飲み物の摂取時にしみたり、プックリできた白い小さな腫れ物に、不快感やストレスを感じて、嫌な思いをした方も多いのではないでしょうか?
それではこの口内炎、どんなときにでるのでしょうか?それは概ね以下のようなことから起因することが多くあります。

疲労やストレス
睡眠不足
栄養不足
免疫力低下
細菌やウイルスなどの感染症
外傷や熱傷による刺激
歯科ハンドピース滅菌
小さいくせに痛くて不快なこの口内炎、通常2週間程度で自然治癒することが多いのであまり気にする必要はありません。ただし、他の病気の一症状として口内炎が起こることや、白板症や紅板症(※1)といったがん化する口内炎と似た口腔粘膜症もあるため「口内炎ができる前後から体調が悪い」「口内炎がなかなか治らない」という場合は注意が必要です。

口内炎の治療法
口内炎の治療法は原因によって異なります。ただし、どのような口内炎の場合も口腔内が清潔でなければ治癒が悪くなります。主な治療方法は下記になります。
口腔内の清潔維持
歯垢や歯石を除去るすことで口腔内の細菌数をコントロールします。
薬物療法
抗菌薬やうがい薬など菌の数を減らすお薬や、炎症を抑えるステロイド製剤の塗り薬や歯科用貼付剤、クリーム剤など、症状や状況に応じて処方されます。
レーザー治療
口内炎をレーザーで焼いて殺菌します。
原因因子の除去
オートクレーブ 歯科
歯が当たるなどの慢性的な刺激が有る場合、歯科治療によってその原因を除去します。
もっとも多い口内炎はアフタ性口内炎ですが、多くの場合1〜2週間で自然回復します。慌てる必要はありませんが、逆に2週間経っても治らない場合は、別の病気の可能性があります。その際はすぐに歯科を受診しましょう。  


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2020年06月15日

自然な美しさの回復 歯についたヤニや色素も取り除けるので、患者さん本来の光沢のある歯面になります

クリーニング・PMTCの効果
ムシ歯の予防
ブラッシングだけでは落とすことの出来ない細菌の塊(バイオフィルム)を破壊し,フッ素塗布で細菌の塊(バイオフィルム)の再付着を防ぎムシ歯予防効果があります。
フッ素入りのパウダーを用いるので、歯のエナメル質表面へのカルシウム補給を促し、再石灰化を促進します。

歯周病・歯肉炎の改善
歯周ポケット1~3mmのバイオフィルムを除去するので歯肉の状態を改善し予防にもつながります。3mm以上深いポケットの場合は他の方法でバイオフィルムを除去します。
歯科診療用ユニット
歯質の強化
洗浄後にフッ化物入りのペーストやカルシウム補給剤を塗布することにより、歯の再石灰化をさらに促進します。

自然な美しさの回復
歯についたヤニや色素も取り除けるので、患者さん本来の光沢のある歯面になります。(※ホワイトニングの薬品は使いません)
プラークが付きにくくなります

PMTCで歯面をツルツルにしますので、しばらくの間は汚れがつきにくくなり健康な状態を維持できます。しかし、一定の期間を過ぎると付着しやすくなりますので定期的にPMTCを受けられることをお勧めします。(期間については、個人差がありますのでご相談ください。)
遠心鋳造機
PMTCは痛いですか?
痛みや不快感は殆ど ありません。
PMTCを受けた後は、口の中がさっぱりして爽快に感じますので、美容院に通うのと同じような感覚で定期的に受診される方も増えています。  


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2020年06月15日

虫歯や歯周病など、お口の病気は治療なしに良くなることは絶対にありえません

虫歯や歯周病の根本的な原因は、誰のお口の中にも潜んでいる『虫歯菌』と、『食べる』ということ。食べ物の糖分と虫歯菌が結びつき、たくさんの食べカスや菌をつけて白く固まります。これがいわゆる『歯垢(プラーク)』です。歯垢(プラーク)は、歯磨きを怠るとどんどん溜まり、虫歯や歯周病などお口の病気を招くのです。
生体モニター
虫歯・歯周病の予防
日本人の90%以上の方が、毎日歯磨きをしているというアンケート結果にもかかわらず、虫歯や歯周病でお悩みの方は後を絶ちません。唾液の量が多いと食べカスが歯に付きにくいことから、唾液の量により虫歯になりやすい体質があるといえますが、それ以上に正しいブラッシングや日々の予防意識が大切なのです。予防をしっかりしていれば、虫歯治療に度々通うこともなく、痛い治療をすることも避けられ治療費も軽減できるなど、メリットがたくさんあります。当院の予防歯科では、健康な歯を守るお手伝いをしています。

歯周病と全身疾患
歯周病にかかると歯肉に炎症がおこり、ひどくなると他の歯周組織にまで炎症がいたり歯が抜けてしまう、というのは多くの方がご存じでしょう。しかし近年、この歯周病が他の全身疾患と関連していることがわかりました。
マイクロスコープ 歯科
歯周病になると歯周病菌の数が増幅します。その一部の細菌が血管の中に入り込んで、全身の各器官に拡がるのです。 歯周病菌が肺に感染すると、肺炎になる恐れがあります。他に可能性があると考えられている病気には、動脈硬化などの血管系の病気、心臓病、糖尿病などがあります。歯周病は口腔内だけの病気ではないのです。

定期健診
虫歯や歯周病など、お口の病気は治療なしに良くなることは絶対にありえません。治療の必要がない歯を維持するために、定期的な専門家のチェックが必要です。
  


Posted by koikenina at 12:29Comments(0)

2020年06月15日

歯の定期健診は、虫歯や歯周病の早期発見など、あなたの口腔の健康維持のためにとても重要なことです

歯の健康は、全身の健康の源とも言えます。定期検診はできれば3ヶ月に1回、少なくとも半年に1回行うことをお勧めします。お口の中は個人個人でまったく違います。 虫歯リスクの高い方。 歯周病リスクの高い方。 リスクが両方高い方。 逆にとても低い方など千差万別です。 自分の状態に合わせた定期検診の間隔を話し合って決めるのがいいと思います。
マイクロスコープ 歯科
歯科健診で行う主な検査や治療
虫歯の検査
歯科医が歯の状態を調べる「視診」やX線検査で虫歯の有無をチェックします。

歯周病の検査
歯周病ポケットの測定や歯石チェック、X線検査により歯周病の有無をチェックします。

歯石の除去
歯石は歯垢が固くなったもので、歯磨きでは除去できません。歯医者で頑固な歯石をキレイに除去しましょう。

ブラッシング指導
歯並びや歯磨きのクセにより、磨き方はそれぞれ異なるものです。歯科健診では、歯ブラシ・フロスなどの使い方を教える歯医者もあります。
遠心鋳造機
歯石をとるとどういう良いことがあるか
歯石除去の大きなメリットは、歯周病の予防につながることです。歯石の表面は無数の小さな穴が開いており、細菌や汚れがさらに付着する原因になります。歯石除去とセルフケアを組み合わせることで、歯周病リスクの低下に加え、口臭の予防や歯茎の炎症を抑える効果などが期待できます。  


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2020年06月12日

ホワイトニング後の後戻りを防ぐには?

ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニングについて
オフィスホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニングをすることです。
自宅で行うホームホワイトニングに対しオフィス(歯科医院での)ホワイトニングと呼ばれています。

オフィスホワイトニングでは、ホームホワイトニングで使うホワイトニング剤よりも濃度の高い過酸化水素を使用し、短時間で白い歯にできることが最大のメリットと言えます。
但し、短期間で白くなる分、ホームホワイトニングと比べて、比較的色の後戻りもしやすいなどの点が挙げられます。
歯科用タービン
ホームホワイトニングについて
ホームホワイトニングは歯型を取って、ホワイトニング用のマウスピースを作り、その中にホワイトニングジェル(安全なジェル状のお薬)を入れて、お好きな時間にご自宅で歯

ホームホワイトニングの薬剤は、オフィスホワイトニングに比べて濃度が低いため、個人差もありますが概ね1日2時間程度を2週間続けて頂く必要があります。
そのため結婚式などお急ぎの予定がございます方にはあまりお勧めできません。
しかしながら少しずつ白くしていくため、後戻りしにくいなどの特長もあります。
当院では現在のところホームホワイトニングのみを行っております。今後患者様のご要望に合わせて、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方法ともに行っていく予定となっております。
高圧蒸気滅菌器
ホワイトニング後の後戻りを防ぐには?
まずはタバコ、コーヒー、お茶、ワイン、カレーなどの歯を着色する食物などを出来る限り摂取しないことが大切です。ただし好きなものをお好きなように食べられるお口の状態を保つお手伝いをするのが本来の歯科の役割でもありますから、食べ物の制限をするだけではなく定期的なクリーニングや定期的なホワイトニングによる後戻りの予防をお勧めします。
いずれにしても、歯の黄ばみの原因は、着色だけでなく加齢により色調が濃くなることや遺伝的な本来の歯の色に戻ろうとすることなども原因となっているので、定期的なクリーニングに加えて、半年~1年に1度くらいの頻度で再着色防止のためのホワイトニングをお勧めします。  


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2020年06月12日

ノンクラスプデンチャー (バネの無い入れ歯)

入れ歯は見た目だけのものではありません。
せっかく入れ歯を入れても、かみ合わせが合わず、食べ物がきちんと噛めないばかりではなく、肩こりや頭痛に悩まされることがあります。また、入れ歯がフィットせず、すぐ取れてしまったり、歯茎が痛いなどさまざまです。

自費の入れ歯
ノンクラスプデンチャー (バネの無い入れ歯)

バネ(クラスプ)を取り除いた入れ歯です。
金具を使用しないためパッと見ただけでは入れ歯を装着しているかどうかわからないほど天然歯に上手く溶け込みます。また、金属アレルギーの方でも問題なく付けることが可能です。自然で美しい仕上がりをご希望の方には、ノンクラスプデンチャーをおすすめします。
歯科顕微鏡
金属床義歯
床の部分が金属でできた入れ歯です。プラスチックの物に比べ、床を薄くすることができるので、熱が伝わりやすい他、丈夫さや薄さを限りなく追及し、自然に近い装着感や快適感を得ることが可能です。

保険の入れ歯
総入れ歯
大部分の歯が失われた場合に用いるタイプです。総入れ歯は吸盤のように口の中で密着します。「総入れ歯には違和感がある」というイメージをお持ちの方もいますが、現在の総入れ歯は大変精巧になっていて違和感なく噛むことでき、食事も問題なく楽しむことが出来ます。保険の入れ歯なので、機能的にも見た目的にも限界がありますが、噛むという入れ歯の基本的な機能については変わりません
歯科 コントラ
部分入れ歯
失われた歯の周囲に支えとなる歯がない場合や、ブリッジ治療を避けたい場合に用います。上下ともに健全な状態の歯が一本でも残っていることが条件となります。取り外し式の部分入れ歯を歯肉の上に直接置き、周囲の歯にクラスプ(金属のバネ)で固定して噛めるようにします。保険の入れ歯なので、機能的にも見た目的にも限界がありますが、噛むという入れ歯の基本的な機能については変わりません。  


Posted by koikenina at 11:27Comments(0)

2020年06月12日

歯肉が引き締まっていて、歯磨きによる出血などがない

歯周病の初期症状は、多くの人に自覚症状がないため、徐々に進行してしまいます。
重度になってから治療しようとすると、改善するまで長引いたり、抜歯しなければいけなくなったりするおそれがあります。そのため、歯周病は早期発見・早期治療が求められる病気だといえます。

01健康な歯
歯周ポケット【1~2mm】
歯肉が引き締まっていて、歯磨きによる出血などがない。

02歯肉炎
歯周ポケット【2~3mm】
歯と歯肉の境目に歯垢が付着している。歯磨きをすると出血することがあるものの、痛みは伴わない。
根管治療機器
03歯周炎(軽度)
歯周ポケット【3~5mm】
細菌が歯周組織に侵攻し、歯肉がさらに炎症。歯を支える歯槽骨が溶け始めているが、まだ自覚症状が出ない人も多い。

04歯周炎(中度)
歯周ポケット【5~6mm】
歯肉の炎症がひどくなる。歯槽骨が半分くらい溶けて歯が不安定になり、硬い食べ物をしっかり噛めない。歯と歯肉の間から膿が出る場合がある。

05歯周炎(重度)
歯周ポケット【6mm~】
歯槽骨が半分以上破壊されている。歯が激しくグラグラしており、放置しておくと抜歯しなければならなくなる。通常の食事でも強い痛みが出る。
歯周再生療法などの外科治療

歯周病が進行し重度の状態まで達すると、骨を支える歯槽骨が溶けたり、歯周組織を破壊したりするおそれがあります。そうした組織を再生するための治療として、歯周再生療法があります。
生体情報モニター
歯周組織を再生させる治療方法のひとつをご紹介します。まず、患部の歯肉を切開し、歯根の表面に付着した歯石などを徹底的に除去。清潔な状態にしたうえで、歯周組織の再生を促すための薬剤を塗布します。最後に歯肉を縫合して外科治療は終了です。治療後、数ヵ月から1年ほどで機能的な歯周組織が戻ります。歯槽骨が再生すると歯肉が盛り上がり、歯垢が付着しづらくなります。また、歯肉が上がることで口元がきれいに見えるので、審美性も改善します。こうした、より技術が要求される外科治療も当院で行なっております。特に症状が重くお悩みの方は、ぜひお早めにご相談ください。
  


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2020年06月10日

歯石は、プラークと呼ばれるネバネバとした細菌の塊が、唾液のカルシウムやリンなどと結合して硬くなったものです

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)」の頭文字で、専用の器具を用いた歯科の専門家による歯のクリーニングのことです。歯科医師や歯科衛生士が、専門的な機械を使用して歯を徹底的に清掃します。

むし歯や歯周病は、プラーク(歯垢)が大きな原因です。プラークは細菌にとって快適な環境で、ネバネバと強い粘着力をもっており、歯間や歯周ポケットにへばりついて増殖します。このプラークは普段どんなに丁寧に歯磨きをしていても、完全に除去することは不可能です。取り除けきれずに蓄積したプラークが、歯周病などを引き起こす前に、プロによるチェックとクリーニングで除去し、しっかり予防しましょう。
生体情報モニター
とくに、むし歯になりやすいと感じている方、矯正器具やブリッジなどを使用中で歯磨きがしづらいと感じている方などは、PMTCを活用していただければと思います。またPMTCではホワイトニングのような漂白を行なうわけではありませんが、歯の表面を軽く研磨するので、プラークだけでなく、お茶やコーヒー、色の強い食べ物などでついたシミ(ステイン)も、ある程度除去することが可能です。病気を防ぐだけでなく、歯の見た目を美しく保つためにも、有効な方法です。

磨き残しのチェックができるので、患者様の歯磨き方法の改善についてアドバイスをさせていただくことも可能です。PMTCは4〜6ヵ月に1回程度の頻度で、定期的に受けていただくと予防効果を高く保てます。

クリーニング・歯石の除去
歯石は、プラークと呼ばれるネバネバとした細菌の塊が、唾液のカルシウムやリンなどと結合して硬くなったものです。歯石には、細菌が多く繁殖しています。その細菌が歯茎の炎症を引きおこし、歯周病の原因を作ります。歯周病は放置しておくと、歯が抜け落ちてしまったりするだけでなく、全身の健康状態に悪影響を及ぼします。
マイクロスコープ 歯科
歯石の除去について
歯石の除去は、1回の通院で終了することもありますが、歯茎の中まで歯石が出来てしまっている場合は数回の通院が必要な場合があります。歯石は、誰でも付いてしまうものです。当院では、定期的な歯石の除去をお勧めしています。3~6ヶ月に1度のご来院が有効です。また、必要に応じて麻酔を使用することも可能です。
  


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2020年06月10日

歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます

歯周病とは、歯と歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)の中にいる細菌によって引き起こされる病気です。歯と歯茎の境目についた歯垢(プラーク)から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている周りの組織をじわじわと壊していき、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯肉に炎症がおきた状態を歯肉炎、歯槽骨などを支えている組織全体が崩れてしまう病気を歯周炎といいます。また、初期の歯周病はほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。
オートクレーブ
歯周病は「歯周ポケット」から始まる
歯肉に炎症が起きると、歯と歯茎の間の溝が深くなります。これを歯周ポケットと呼び、この溝(歯周ポケット)は炎症によってどんどん深くなっていきます。歯周ポケットの中は酸素がなく、わずかな出血などから栄養が豊富なため、酸素の苦手な毒性の強い細菌「歯周病原性細菌」の格好の住みかになり、細菌による炎症と歯周ポケットの形成が繰り返され、歯周病が進行していきます。※健康な状態であっても歯と歯肉の上端部分には溝がありますが、これは歯肉溝と呼ばれ歯周ポケットと区別されています。

早産・軽量児と歯周病の関係
歯周ポケット拡大度比較
正常体重児を産んだ母親と早産・軽量児を産んだ母親の歯周ポケットの拡大度を比べてみると、早産・軽量児群の方が深く、歯周病になりやすいことがわかっています。
歯科器具中古販売
歯周病は、「沈黙の病」などと呼ばれるように痛みなどの自覚症状が出にくく、それが災いして予防を怠りがちになったり、進行が進んでしまうことがあります。
しかし、歯肉炎の段階なら歯垢をきれいに取り除けば症状は改善しますし、歯周炎になっていても進行を止めることは可能ですので、しっかりと治療するとが大切です。

  


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2020年06月10日

歯石は「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2種類に分類されます

歯に付着した歯垢(プラーク)が、石灰化して硬くなったものを歯石と言います。歯石は歯ブラシで除去できないため、定期的に歯科医院を受診して除去する必要があります。

そもそも歯石って?
細菌の塊である歯垢は、不十分なケアにより歯に付着したまま放置されると、唾液に含まれているリン酸やカルシウムが沈着して石のようになります。この歯垢が硬く変化(石灰化)したものが歯石です。個人差はありますが、歯垢が歯石へと変化するまでには約2週間かかるという報告があります。
歯科 口腔内カメラ
歯石は「歯肉縁上歯石」と「歯肉縁下歯石」の2種類に分類されます。
歯肉縁上歯石は歯肉より上にある白色あるいは黄色の歯石で、唾液に含まれるリン酸カルシウムがプラークと反応することで形成されます。
歯肉縁下歯石は、歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)に面した歯根面に付着した黒褐色の歯石を指します。歯周ポケットからの浸出液中のミネラルの沈着により歯肉縁下プラークが石灰化して形成されます。
歯石の蓄積による歯や歯肉への悪影響
歯石の主成分はリン酸カルシウムで、その他の構成物として細菌の死骸やたんぱく質などが挙げられます。歯石自体が悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにデコボコとしており、細菌が住み着いて繁殖するには絶好の環境です。そのため、歯石が蓄積した状態を放置していると、その上に歯垢がたまりやすくなります。

歯石に住み着く細菌は、歯周病、口臭などのトラブルを引き起こす恐れがあります。そのため、歯石は歯科医院で定期的に除去してもらう必要があります。
歯石の沈着を防ぐには?
歯石が形成されてしまう原因は、歯垢の除去が不十分であることにあります。
硬い歯石に変化すると除去が困難になってしまいますが、軟らかい歯垢の時点ではセルフケアで除去することが可能です。歯垢が歯石へと変化する前に、歯ブラシやデンタルフロス・歯間ブラシを使ってしっかりと歯垢を除去することが、歯石の沈着予防へとつながります。
歯石ができやすいのは、唾液が分泌される下あごの前歯の内側(舌側)部分や上あごの奥歯の外側(頬側)部分の歯です。歯磨きを行う際にはこれらの箇所を特に意識し、歯石の付着を予防しましょう。
根管長測定器
歯科医院で行う歯石除去
歯石除去を自分で行うという方もいるかもしれませんが、自己流で行うと誤って歯や歯肉を傷めてしまいかねません。歯石は歯科医院で除去してもらいましょう。  


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