健康、生活 › 2020年07月01日

2020年07月01日

歯肉の腫れや歯石の沈着があります(歯肉炎)

日本人の成人が歯を失ってしまう原因で、もっとも多いのは「むし歯」などではなく「歯周病」です。軽度なものを含めれば、歯周病は40代以上の日本人の約8割もの人がかかっているといわれています。むし歯は進行すると痛みを感じるようになるので、歯科医院へ行き治療を受けることになると思います。しかし歯周病は進行するまで痛みなどの不快な症状を感じにくく、歯ぐきの腫れや出血が収まらないといった明確な自覚症状が現れた時には、既に危険なほど進行してしまっているということがよくあります。歯周病が進行すれば、多くの場合、歯を失うことになってしまいます。
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進行度別の歯周病
軽度歯周病
症状
歯肉の腫れや歯石の沈着があります(歯肉炎)。
治療方法
歯科衛生士が日々のセルフケアがしっかりできるように指導、歯石や歯の着色の除去を行い、キレイな状態にします。それらを維持できるようにメインテナンスをします。

中度歯周病
症状
歯石が歯肉の奥の方に沈着したり、歯肉が腫れるだけでなく、膿が出てきたりします。
治療方法
歯科衛生士が歯肉の中の歯石を除去し、場合によっては麻酔をしながら治療が必要なことがあります。もちろん日々のセルフケアは大切です、しかし、中等度の歯周病になると歯ブラシだけでは改善が難しいことがほとんどです。

重度歯周病
症状
歯石の沈着や歯肉の腫れ、膿が出るだけでなく、歯が動いてきたり浮いてきたりして噛みにくくなってきます。さらに進行する場合は抜かなければ治療できない場合があります。
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治療方法
重度歯周病の場合は歯周外科(歯周病に対する外科手術)が必要になる場合が多いです。その際、失われた歯の周りの骨や歯肉を再生させる歯周組織再生療法を行う場合があります。歯がグラグラしてきて元々あった位置よりも歯が動いてきてしまうことがあります。その場合は矯正治療などで、もとの位置に戻す治療を行います。また、歯の揺れが止まらない場合などは歯を接着剤や被せ物で連結(繋ぐ)ことも必要になります。

  


Posted by koikenina at 17:12Comments(0)

2020年07月01日

歯周病菌は嫌気性菌です

歯周病菌は嫌気性菌です。その名の通り「空気が嫌いな菌」なので、空気に触れないところに潜んでいます。しかし、私たち人間は口で空気を吸いますね。その時、歯の表面はもちろん空気に触れます。つまり、歯の表面にいる歯周病菌は、呼吸をするだけで死んでしまうのです。

そのため、歯周病菌は空気の届きにくい場所、例えば歯と歯茎の隙間や溝(歯周ポケット)に住みつく傾向があります。誰でも歯と歯茎の隙間には溝があるものですが、健康な方の場合、その深さはわずか2~3mm程度です。なかなか歯周病菌が留まることができる深さではありません。
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しかし、歯磨きを怠ったり生活習慣が不規則だったりする場合には、歯茎が炎症を起こして腫れてしまいます。そして、ぷよぷよとした触り心地になったら要注意。こうなると溝の深さは4~5mmと深くなり、菌が住みつきやすくなるのです。

こうして溝の中に住みついた歯周病菌は、どんどん悪さを働きます。徐々に歯茎の下にある骨を溶かしていき、骨が溶けていくとますます溝は深くなり、さらに菌が増えるという悪循環に陥ります。
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健康な人であれば、20代まではほとんどの方が歯周病にはなりませんし、なったとしても、ただ歯茎の炎症が起きているだけの「歯肉炎」という状態で留まります。ただし、一度骨が溶け始めてしまうと、病気の進行スピードは瞬く間に速くなっていきます。車に例えれば、アクセルをベタ踏みしている状態。「歯周病は怖い」とよく言われるのは、こういう原理にあるのです。  


Posted by koikenina at 16:39Comments(0)