健康、生活 › 2020年08月14日

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2020年08月14日

最近の調査では、歯を失う原因の約75%は虫歯と歯周病です

多くの方が知らないと思いますが、虫歯も歯周病も風邪と同じ細菌による感染症で、これらの病気に対する知識と理解があれば予防できるのです。いつまでも健康な生活となんでも食べることができる食生活のために、虫歯と歯周病のことをもっと知って歯を大切にしましょう。

日本人の約40%の方が歯周病が原因で歯を失っています。
また、歯周病の原因菌と心臓病や糖尿病などの生活習慣病、低体重児出産などとの関連性も問題となっています。このように、歯周病はとても怖い病気です。大切な歯を失わないために、歯からの出血や歯がグラグラする方はすぐに歯科医院に相談し診てもらいましょう。歯周病は歯周組織(歯をささえる周りの組織)に起こる病気で、細菌による感染症です。お口の中には500種類以上もの細菌がいて、その中で歯周病の原因となる細菌は10種類以上にもおよぶと言われています。
歯科顕微鏡
歯周病菌はネバネバした物質を分泌しコロニー(集合体)を作ります。コロニーは成長し、バイオフィルム(歯垢)となります。このバイオフィルムは歯周病菌にとっては要塞そのもので、表面には免疫細胞や抗菌物質をはねかえすバリアが張られています。この中で、歯周病菌は自らの生存のために酵素を放出します。この酵素や細菌の構成する成分により歯肉に炎症がおこります。これが、歯周病の始まりである歯肉炎です。

歯周病菌には嫌気性細菌(空気を嫌う性格の細菌)もいます。この嫌気性細菌は歯面にそって歯周組織を破壊しながら歯肉の中に入り込んでいきます。
歯科用コンプレッサー
歯と歯槽骨をつなぐ歯根膜は歯周病菌の進入とバイオフィルムの形成により破壊され、歯周ポケット(歯と歯肉の間の空間)ができてしまいます。私たちの体はバイオフィルムの進入をそのまま見ているのでしょうか?もちろん、免疫細胞(白血球など)や抗体が出動し歯周病菌の進入を許すまいと、バイオフィルムを撃退するために酵素を出します。しかし、バイオフィルムの頑丈なバリアーには効かず、行き場を失った酵素によって歯肉がさらに破壊されてしまい、歯周組織の破壊が進み、歯肉の炎症がさらに進行し歯周ポケットを大きくしてしまいます。こうなってしまうと、もう本格的な歯周病(歯周炎)です。

歯周ポケットに潜りこんだバイオフィルムは普通の歯みがきではとれません。そのままにしておくと、歯周病菌の排泄物や死骸は石灰化して歯石になり、歯周ポケット内の歯面にこびり付きバイオフィルムの拡大を助けます。こうなると、免疫細胞の出す酵素も効かず歯根膜は破壊され歯肉が後退し、歯を支えている歯槽骨までもが溶け始めてしまいます。
やがて、歯槽骨は歯を支えていることが困難になり歯が抜け落ちてしまいます。  


Posted by koikenina at 12:45Comments(0)

2020年08月14日

虫歯の原因となっているものをみなさんは知ってしますか?

虫歯になるSTEP
虫歯の原因となっているものをみなさんは知ってしますか?
虫歯の原因は、プラーク(歯垢)に含まれている細菌です。その細菌を「ミュータンス菌」と言います。
このミュータンス菌が飲食物から「糖分」を取り込み「強い酸」を作ります。この「酸」が虫歯の主な原因です!虫歯になるプロセスには5段階あります。では実際どのような過程を経て虫歯になってゆくのかのプロセスを説明したいと思います。
ハンドピース 歯科
(1)感染
まずはじめに、歯の表面に虫歯の原因となるミュータンス菌が付着することが始まります。
ミュータンス菌は、歯の表面でどんどん増殖をしていきます。ここで大切なことは、歯磨きでこの菌をしっかりと落としていくことです。また、歯と歯の間など自分では磨きづらい箇所は、歯科医院で専用の機械による掃除(PMTC)などを受診するといいでしょう。
(2)糖を分解
口の中に運んだ食べ物が含む糖分を、ミュータンス菌が持っている酵素が分解を始めます。
この糖の分解が始まると次のSTEPに進みます。
(3)酸を産生し不溶性グルカンを形成
(2)のSTEPで分解された糖分は、さらにミュータンス菌の持つ酵素の力により「酸」と「不溶性グルカン」を作り出します。
またこの不溶性グルカンは、歯に菌をつけやすく抗菌剤などからも菌を守り保護する働きをします。
さらに、この不溶性グルカンは、酸と一緒となり温床を作りだしミュータンス菌をさらに増やしていきます。
(4)エナメル質を脱灰
歯の表面のカルシウムであるエナメル質を、STEP③で生み出された「酸」により溶かしてしまいます。(エナメル質を脱灰)
この歯の表面のエナメル質が溶けたのが、虫歯です。さらに、この発生した酸を不溶性グルカンが閉じ込めてしまいます。
オートクレーブ 歯科
(5)実質欠損
歯の表面であるエナメル質が溶けると、Caイオンが抜けてしまいます。また、エナメル質も崩壊してしまいます。このエナメル質は、他の体の骨と違い自然に再生することはありません。つまり、1度エナメル質が溶けて欠損してしまう自然に治癒しないので痛みがなくても歯科医院にて治療が必要です。
  


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2020年08月14日

予防の基本が、ご自宅で行う毎日の歯みがきあるのは間違いありません

予防の意識が重要です
お口の病気として、とても身近なのが虫歯・歯周病。この二つの病気には、「初期に自覚症状がない」「一度かかると治療をしてももとどおりにはできない」など、共通していることがあります。そしてもう一つの共通事項が、「予防が可能である」ことです。虫歯・歯周病はどちらも細菌による感染症であり、しくみが解明されているため、適切な予防によって発症を防ぐことができるのです。

定期検診で明らかな差がつきます
予防の基本が、ご自宅で行う毎日の歯みがきあるのは間違いありません。しかしいくらきちんとみがいているつもりでも、残念ながらすべての汚れを取り除くのは難しいもの。そこで、定期検診が重要になります。定期検診では、お口の中に異変が起きていないかのチェックと、専門的なメインテナンスを行います。このグラフを見てわかるように、定期的にメインテナンスを受ける習慣がある場合とない場合では、将来的な歯の残存数が大きく異なってくるのです。いつまでも自分の歯で、食事や会話を楽しんで暮らしたいもの。あなたも、定期検診の習慣を始めましょう。
ホワイトニング装置
プロのクリーニングで歯をきれいにしませんか?
定期検診では、口腔衛生のプロである歯科衛生士が、専門的な歯のクリーニングを行います。歯と歯、歯と歯ぐきの間などの、日ごろの歯みがきではどうしても取り除けない汚れを徹底的に取り除き、虫歯や歯周病を予防する処置です。
また軽度の着色汚れも取り除かれ、さらに口臭も改善されるなど、メリットもたくさんあります。美容院に通うような感覚で、定期的に受けられることをおすすめします。

歯みがき指導
歯みがきは、「みがいている」のではなく「みがけている」ことが大切です。そこで歯科衛生士が一人ひとりのお口の状態に適した、効果的な歯みがきを指導します。しっかり身につけ、毎日のケアを意味のあるものにしましょう。
スケーラー 歯科
フッ素塗布
歯質を強くする効果を持つフッ素を、歯の表面に塗布し、虫歯に強い歯にする処置です。ごく初期の虫歯であれば、これによって歯の再石灰化が促され、治癒できるケースもあります。定期的に受けることで、より効果が高くなります。

PMTC
歯科の専門家が専用の器具を使って行う、歯のクリーニングのことです。歯と歯、歯と歯ぐきの間の汚れを徹底的に取り除き、虫歯や歯周病を予防します。  


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