健康、生活 › 日頃から丁寧な歯磨きと定期健診を行うことが大切です

2017年08月16日

日頃から丁寧な歯磨きと定期健診を行うことが大切です

歯と歯肉(歯ぐき)の境目に付いた歯垢から、歯の根っこにそって歯周病菌が入り込み、歯を支えている歯肉(歯ぐき)と骨を溶かし、最終的には歯を失ってしまいます。この怖い歯周病は、歯を失う最大の原因であり、統計によると35歳で80%以上の人が歯周病になっているとのことです。ほとんどの方は、自分が歯周病であると自覚しておらず、歯ぐきから出血するという症状が出てから歯科医院に診察を受けに行きます。しかし、すでにこの様な症状が出ているときはかなり悪化した状態なのです。歯周病に気付かずに、将来的に歯を失ってしまうという最悪な事態にならないためにも、日頃から丁寧な歯磨きと定期健診を行うことが大切です。
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歯肉炎
歯肉炎は歯周病の初期段階の症状です。歯ぐきの腫れや出血など、炎症が歯肉に限定されることから、歯磨きをしっかり行うことで健康な状態に戻ります。
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軽度歯周炎
歯肉の炎症が歯周組織まで広がり、歯肉炎に比べて腫れの範囲が大きくなるのが軽度の歯周炎です。歯周ポケットが深くなるほか、歯を支える歯槽骨の破壊がはじまり、歯垢や歯石がさらに歯周ポケットにたまりやすくなります。

中度歯周炎
歯ぐきの炎症がさらに広がり、歯周ポケットがさらに深くなるのが中度の歯周炎です。
歯根の長さの3分の1から2分の1程度の歯槽骨の破壊によって、歯のぐらつきがはじまります。

重度歯周炎
歯ぐきの炎症の拡大によって、歯根の露出が広がるのが重度の歯周炎です。歯槽骨が歯根の2分の1以上破壊されることで、歯を支えることが難しくなります。
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歯周病予防に必要なこと
歯周病を発症・悪化させないためには、日常的な予防が必要です。ここで紹介するプラークコントロールや歯周病を引き起こす要因の改善を効果的に行うことで、歯周病は確実に予防することができます。
1.丁寧な歯磨き
最も効果的な歯周病の予防法といえるのが毎日の歯磨きです。歯垢を残さないようにしっかりと歯を磨くことで、歯周病のリスクを大幅に下げることができます。自分ではしっかりと磨けているつもりでも、きちんと磨けていない場合があることから、歯科医での歯磨き指導を受けるとよいでしょう。

2・歯科医院での定期的な歯石除去およびクリーニング
日頃の歯磨きが重要とはいえ、歯ブラシによる通常の歯磨きでは完全とはいえません。また、歯垢は時間が経つと歯磨きでは落とすことができない歯石に変化してしまうことから、歯科医院での定期的に歯石除去やPMTCと呼ばれるクリーニングが必要です。



Posted by koikenina at 17:45│Comments(0)
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