健康、生活 › 近年では歯科医院の役割が見直され、「痛くなる前に行く場所」という考えが浸透しつつあります

2017年08月18日

近年では歯科医院の役割が見直され、「痛くなる前に行く場所」という考えが浸透しつつあります

歯周病とは、プラーク(歯垢)に棲む歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起き、次第に歯を支える顎の骨が溶かされてしまう病気。悪化すると歯は支えを失い、最終的には抜け落ちてしまいます。歯周病は、日本人の成人の約8割がかかっているか、もしくは予備軍と言われています。実は、日本人が歯を失う原因の第1位は虫歯ではなく歯周病。決して他人ごとではない歯周病の脅威を知り、早目の治療や予防に努めましょう。
口腔内カメラ
若くても歯周病に注意!
歯周病は、歯周病菌などの病原菌が歯と歯肉の間のすき間(歯周ポケット)に入り込み、歯肉が腫れたり膿んだりしているうちに歯がぐらぐらになり、最悪のケースでは歯が抜け落ちてしまう病気です。

歯周病は「お年寄りがかかる病気」だと誤解されがちですが、実際は年齢に関係なくかかる可能性があります。ただし成長期の歯は骨造成が多く、細菌がいても歯周病になるケースは多くありません。しかし成人以降になると、歯の骨造成がストップするので、歯周病のリスクが高まります。

歯周病はサイレント・ディシーズ(静かなる病気)といわれ、初期の場合は自覚症状がほとんどなく、治療が遅れる危険性が高い病気です。歯周病の予防や早期発見のために、3ヶ月に1回をめどに、定期的なメンテナンス(口腔内管理)を行うことをおすすめします。
歯科材料

予防歯科
「歯医者とは、歯が痛くなってから行く場所」というイメージは、とて も根強いものです。しかし、虫歯になったら削り、また再発したら削り……ということをくり返していては、その歯を失うのを待っているのと同じこと。

近年では歯科医院の役割が見直され、「痛くなる前に行く場所」という考えが浸透しつつあります。「なる前の診療」で虫歯や歯周病を予防すれば、大切な歯が守られ、また治療の痛みや費用の負担も抑えられます。ご自身のために、予防歯科に通う習慣を身につけましょう。
超音波スケーラー
口腔内疾患の予防として歯石の除去やPMTC(歯科衛生士による専門的な歯のクリーニング)等の歯のメンテナンスを行い、普段のブラッシングでは取り除けない汚れの除去を行っております。歯を「治療」するのではなく、「予防」していくことが今後の歯科医療になっていくことを願っております。



Posted by koikenina at 16:17│Comments(0)
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