健康、生活 › 歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

2017年09月19日

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
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歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。プラークは歯肉炎だけでなく心臓病や動脈硬化との関わりも推測されています。

歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物を噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病専門医による治療の流れ
まずは、現在の健康状態やこれまでの経過など、今後治療を行っていく上で参考とな
る情報について患者さんから話を聞きます。

レントゲンを撮って骨の状態を見たり、歯周プローブを使って歯周ポケットの深さを測ったりして歯周病の
状態を検査します。

ブラッシングによる歯周病の原因であるプラーク(歯垢)【歯の表面につくネバネバした物質。プラーク中の85~90%を細菌が占め、まさに細菌のかたまりのようなものがお口の中にいます。】を除去(プラークコントロール)。
☆初期の歯周病であれば、プラークコントロールを数ヶ月行えば歯が健康に戻ります。 
歯石除去も行います。
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外科治療

再生治療
歯周病菌で溶けてしまった歯の周りの組織を再生させる治療を行います。

再検査
再び歯周ポケットを測定し、治り具合を確認します。問題がなければ、治療は終了となります。再発防止のために半年~1年に一度、定期健診を受診することをお勧めしています。

定期健診を受け、プラークコントロールを行って下さい。また、日々の生活の中での
歯みがきは予防の基本です。歯周病予防だけではなく虫歯やの予防ににもなりますので、原因となるプラークの除去のために毎食後のブラッシングを徹底して続けてください。
また毎日の生活のなかに歯周病にかかりやすくなる要因がひそんでいます。食生活の改善、禁煙をするなどなど、心がけてください。



Posted by koikenina at 15:31│Comments(0)
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