健康、生活 › 歯周病によって溶けてしまった歯周組織を再生させる治療法です。

2017年09月25日

歯周病によって溶けてしまった歯周組織を再生させる治療法です。

歯科医院では、初診時に歯周病の疑いのある患者様には、「歯周病菌検査」「歯周ポケットの測定検査」「動揺度検査」を実施しております。これらの検査を行うことで、歯周病の進行具合を把握することができます。

私は大丈夫と思っている方には、特に検査をお勧めします。それは、検査で歯茎からの出血が多い方に、食事や日頃の歯磨きなどで出血に気づいていたかお聞きしてみると、「今まで出血したことはない」と返答される方が多いためです。歯周病にご自身で気づくことは非常に難しいことなのです。

患者様、歯科医院のどちらかだけが頑張っても、歯周病は治りません。患者様との信頼関係を築き、一緒に治療していくことが、当歯科医院の歯周病治療です。歯周病についてしっかりとご説明し、早期発見・早期治療で歯周病の改善に取り組んでおります。

歯周病は進行の度合いによって、「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。歯周炎は歯肉炎がさらに進行したもので、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていました。

歯周病と生活習慣
歯肉炎
。自覚症状はほとんどなく、歯茎がほんのり赤く腫れて、症状によっては出血もあります。改善するためには、適切な歯磨きと歯科医院での定期的なPMTC(歯のクリーニング)が必要です。
マイクロモーター
歯周炎(歯槽膿漏)
歯肉炎が進行し、歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されます。歯がグラグラしたり、歯茎から膿が出るなどの症状があります。歯を直接支える歯周組織が破壊されるため、歯を残すためには本格的な治療と患者様の努力が必要です。

歯周病の検査
プローブという器具を用いて、歯周ポケットの深さを測定します。
健康な歯茎 : 深さが2mm以下
初期 : 深さが3mm~5mm
中期 : 深さが5mm~7mm
重度 : 深さが7mm以上
歯周病になると歯肉溝(歯と歯茎の間の溝)が深くなり、歯周ポケットができます。歯周ポケットの深さで、歯周病のおおよその進行状態を確認できます。

口腔内プラーク検査
歯垢を染める歯垢染色剤(染め出し液)を歯面へ塗布して、お口の中の衛生状態を調べます。より濃く染まった箇所は、日頃よく磨けていない箇所を示します。歯周病はお口の中に残った汚れから始まりますから、日頃の歯磨きで苦手な場所を把握することは、歯周病を予防していくにはとても大切です。
超音波スケーラー



Posted by koikenina at 17:00│Comments(0)
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