健康、生活 › 歯肉が化膿して真っ赤に腫れ、骨もかなり破壊され後退しています

2017年09月27日

歯肉が化膿して真っ赤に腫れ、骨もかなり破壊され後退しています

歯周病の治療終了後、再発を予防するためには、定期的な検診とクリーニングが重要になります
軽度歯周病
歯と歯肉の間の歯周ポケットと呼ばれる部分にプラーク(歯垢)がたまり、そこに細菌が繁殖して初期の歯周病となります。歯肉が軽く腫れたり出血することもあります。まだ初期の段階ですので、歯科衛生士によるブラッシング指導と数回のクリーニングで回復できます。

中等度歯周病
口臭や出血もひどく、歯石もかなり目立つ状態。歯周菌によって骨が後退を始め、歯周ポケットも深く、歯がぐらついた状態になります。歯の表面や歯周ポケットの歯石を取り、歯肉の状態が改善された段階で再検査を行います。歯周ポケットの奥まで歯石が付いている場合は、外科手術が必要な場合もあります。

重度歯周病
歯肉が化膿して真っ赤に腫れ、骨もかなり破壊され後退しています。歯のぐらつきも大きく、かなり危険な状態です。症状によっては歯周外科で治療する必要があります。治療しても改善がみられない場合には、抜歯となります。
歯科用超音波スケーラー
歯周病の原因
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。これらは普段悪さをしませんが、歯磨きが正しく行われなかったり、砂糖を過剰に摂取すると、歯垢(プラーク)というネバネバした細菌の集団になり、歯と歯ぐきの間の溝にたまります。そして、このプラークが繁殖し、歯を支える歯槽骨や、セメント質、歯根膜に炎症を起こします。このプラークは放置したままでいると、歯石と呼ばれる硬い物質に変化し、さらにそこに細菌が入り込んで、歯周病を悪化させる毒素を出し続けます。ここにストレスや喫煙などの生活習慣や、糖尿病などによる免疫低下、不正咬合といった因子が加わって、歯周病は進行していくのです。

診査・診断(レントゲン撮影)
歯周病は1本の歯だけではなく、歯を支えている全ての歯肉と骨を破壊していく病気です。そのため、レントゲン撮影で全体的に歯槽骨(歯を支える顎の骨)がどの程度失われているかを診査します。歯と歯肉がどれ位離れてしまっているかを全体的に測定し、歯周病の進行程度を診断します。
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メインテナンス
歯周病の治療終了後、再発を予防するためには、定期的な検診とクリーニングが重要になります。 一度歯周病になってしまった場合は、治癒しても再度歯周病になってしまう可能性が高いからです。 各種専用器具を使用した、歯科衛生士による高度なお口のクリーニングで健康な口内環境を保ちましょう。メインテナンスの間隔は、通常3ヶ月に1回です。基本的にはお口の中が全体的に健常な人ほど間隔は長く、状態が悪くなる可能性が高いと思われる人ほど間隔が短くなってきます。



Posted by koikenina at 17:44│Comments(0)
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