健康、生活 › 「ブラッシングの際に血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありませんか?

2017年10月06日

「ブラッシングの際に血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありませんか?

もしかしたらそれは、歯周病の兆候かもしれません。日本は「歯周病大国」と呼ばれており、30代の約8割が歯周病だといわれています。

歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌が、歯茎の内側に入り込むことで発生します。歯周病が進むと、歯ぐきだけではなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)にまで炎症が及びます。進行を抑えられなければ歯を支えることが困難になり、最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。歯周病を予防するには、早期発見・早期治療が欠かせません。

スケーリング・ルートプレーニング
比較的軽度の場合の治療法です。歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)に入り込んだ歯垢(プラーク)と歯石を「スケーラー」という専門の器具を使ってかき出します(スケーリング)。その後、麻酔を用いてより深い部分の歯垢と歯石をかき出し、歯の表面をきれいにして、歯周病菌が繁殖しにくい環境をつくります(ルートプレーニング)。
光照射器
フラップ手術
比較的進行してしまった歯周病に適用される治療法です。

歯周内科
歯周内科とは、位相差顕微鏡や試薬を使って、お口の中にどんな歯周病菌がいるかを検査したうえで、その菌に合った薬を使うことにより除菌する治療法です。菌の種類を特定して除菌するので、効果的な作用が期待できます。
スリーウェイシリンジ
定期検診・クリーニング(PMTC)
歯周病の予防、または再発防止には定期検診が大切です。ご自身で歯ブラシを頑張っていても、なかなか100%キレイにすることは難しいです。さらに、歯周ポケット内の歯周病原菌は、処置した後12~16週で、もとの状態に戻る傾向があります。

なので定期的に歯科医院を受診し、専門的なクリーニング(PMTC)を受けることをお勧めします。これにより、普段取り残していた歯垢(プラーク)を取り除くことができ、お口の中が爽快にリセットされます。また、歯周病になりかけていることや、再発の予兆などを早期に発見することができ、早期治療のきっかけとなり得ます。



Posted by koikenina at 15:32│Comments(0)
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