健康、生活 › 歯を支えている骨が徐々になくなっていく「骨の病気」

2017年10月09日

歯を支えている骨が徐々になくなっていく「骨の病気」

歯を支えている骨が徐々になくなっていき、悪化すると歯が抜けてしまうのが歯周病です。初期症状の場合は治療をすることで、治すことができる歯周病ですが、厚生労働省の調査によると、日本人の成人の約7割が歯周病にかかっているといわれており、国民病とも言われる実は怖い病気なのです。

原因1.食べカス
もっとも大きな原因は「食べカス」です。食べカスに含まれる栄養分が、歯周病の原因となる細菌の恰好のエサとなり、症状を進行させてしまいます。食事の際に固いものを噛むことは、歯の周りの汚れを取り去る「自浄作用」を生みます。ですが、柔らかいものは食べカスが残りやすくなってしまいます。柔らかいものばかりとらないことも大事です。
口腔内カメラ
原因2.プラーク・歯石
プラークや歯石が、歯や歯ぐきのすき間に入り込み、それらに含まれる細菌が繁殖をくり返しながら毒素を出すことで、歯周組織を破壊していきます。

原因3.細菌
細菌は歯ぐきや歯を支える顎の骨に炎症を起こし、その症状を進行させると同時に細菌自体も増殖します。そうなると歯周組織を破壊する力がさらに強まり、症状を進行させるのです。

歯周病予防の基本は、プラーク(歯垢)を確実に取り除くことです。
プラークを100%取り除くことが出来れば基本的に歯周病は防げます。ところが、これが簡単ではないんです。プラークはネバネバしており、歯にしっかり付着しています。水でゆすいでも落とすことはできません。
スリーウェイシリンジ
ですので、まずは、毎日の歯みがきで歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことが大切です。初期の歯周病はブラッシングで健康な状態に戻すことも可能です。毎日のケアが欠かせません。日本人の90%は1日1回以上歯みがきしているのですが、むし歯や歯周病になってしまう方は他の先進国に比べてかなり多いのが現状です。歯を磨いていても原因となるプラークを落とせていないのではないでしょうか?一見キレイに見える歯もプラークを見えるように染めてみるとまだまだ歯に残っています。



Posted by koikenina at 15:46│Comments(0)
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