健康、生活 › 「ブラッシングの際に血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありませんか? 

2017年11月03日

「ブラッシングの際に血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありませんか? 

もしかしたらそれは、歯周病の兆候かもしれません。日本は「歯周病大国」と呼ばれており、30代の約8割が歯周病だといわれています。

歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌が、歯茎の内側に入り込むことで発生します。歯周病が進むと、歯ぐきだけではなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)にまで炎症が及びます。進行を抑えられなければ歯を支えることが困難になり、最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。
抜歯鉗子
歯周病の進行と治療方法
軽度歯周病
歯と歯肉の間の歯周ポケットに歯石やプラーク(歯垢)がたまり、細菌の繁殖により歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血などを伴います。この段階であれば歯科衛生士によるブラッシング指導や、歯のクリーニングを数回おこなうことで、比較的短期間で回復できます。

中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着が目立ち、歯肉に炎症を起こしているのが確認できます。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットが深くなり、歯もぐらついてきます。この段階での治療は、歯の表面に沿って歯肉溝の奥に付着した歯石を取っていきます。痛みを感じるときは麻酔をして行います。除石を数回行い、歯肉の状態が改善された後に検査を行います。
マイクロスコープ 歯科
重度歯周病
さらに進行した状態で、歯肉は化膿して真っ赤に腫れています。骨の破壊がかなり進み、歯肉も後退し、歯のぐらつきが大きくなっています。重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科で対応します。それでも保存不可能な場合は、残念ながら抜歯となります。



Posted by koikenina at 15:48│Comments(0)
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