健康、生活 › 「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動が8020運動です

2017年11月16日

「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動が8020運動です

日本人の歯を失う原因の第1位は「歯周病」です。歯周病は自分では気付きにくく、気付いた時には症状が進行してしまっています。早期に発見・治療を始めるためにも、検査や定期的な健診を行うことがとても大切です。8020運動はご存知でしょうか?「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動が8020運動です。
光照射器
自分の歯があるとしっかり噛めると同時に食事がおいしく感じることができます。しっかり噛むことで唾液の量がたくさんでて、消化されやすくなるので胃や腸の負担を減らすことが出来ます。歯を失ってしまうと食べられる食事も制限されてしまいます。バランスの良い健康的な食生活を送るには自分の歯を健康に保つことと大きく関係しています。歯周病の予防・対策は、歯をできるだけ残して健康で長生きするためにとても重要です。

歯周病の検査
1 .プローベ(細い金属の棒)を歯と歯ぐきの間に挿入して歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを計測します。歯周ポケットの深さが深いほど歯周病が進行していると考えられます。

2 .歯周ポケットからの出血がないか確認します。出血があるということは歯ぐきの炎症がある証拠です。

 歯の動揺度(歯がぐらぐらしているか)を確認します。歯ぐきの炎症が進むと歯槽骨というあごの骨が失われていきます。

歯周病の予防
歯周病を防ぐためにはプラークコントロールがとても重要です。毎日の丁寧にブラッシングすることででプラークを取り除くことができます。歯ブラシを使うだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシでケアすることも大切です。
オートクレーブ 価格
PMTC(歯のクリーニング)
歯周病予防にはPMTCというプロが行う歯のクリーニングが効果的です。歯科医師・歯科衛生士が専門の器械を使って、プラーク(歯垢)やプラークが成熟してできるバイオフィルムを除去していきます。バイオフィルムは細菌の塊がフィルム状の膜で覆われていて歯磨きではなかなか落とすことができないため、PMTCでは専用の器械と研磨ペーストなどを使ってクリーニングしていきます。

歯の表面、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などの歯ブラシの届かないところの汚れを落として、歯周病の原因となる細菌を減らします。また歯ぐきの下の歯垢を落とすことで歯肉炎が改善したり、歯肉が引き締まって健康な歯ぐきになります。歯の表面についた着色汚れも取り除くことができますので、本来の歯の美しさを取り戻すことに繋がります。またフッ素入りの研磨剤を使ったり、歯にフッ素を塗ることで歯質の強化にもなります。



Posted by koikenina at 17:50│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。