健康、生活 › 歯垢は口の中の細菌の塊である歯の垢です

2017年11月24日

歯垢は口の中の細菌の塊である歯の垢です

歯周病とは歯の表面に付着したプラークの中の細菌により引き起こされる疾患で、種々のメカニズムにより歯を支える組織が破壊されます。大別すると歯肉炎と歯周炎に分けられます。

症状が進行すると歯を支える骨が無くなってしまう為、歯がぐらつき自然に脱落してしまう事もあります。40才以上の成人のほとんどの方が、程度の差はありますがこの歯周炎にかかっている可能性があります。
歯科レントゲン
歯周病の原因
歯垢は口の中の細菌の塊である歯の垢です。歯垢のことを専門的にはプラークと呼ばれています。歯垢は細菌の塊ですのでほっておくと歯や歯ぐきを蝕んでいきます。歯周病は細菌の感染症で歯垢と密接な関係があります。歯周病菌は食べ物のかすや歯垢などを栄養源として増えていきます。

歯周ポケット内の細菌
細菌といっても大きく2種類に分けられます。生存する為に空気を必要とする好気性菌と空気を必要としない嫌気性菌です。好気性菌は歯周ポケットのみならず、口内のあらゆる場所に生存していて主に虫歯の原因となります。嫌気性菌は歯周ポケットが4mm以上になると、その内部に発生し、その嫌気性菌が炎症を起こす事で歯周病は発症します。

レントゲン検査
レントゲン撮影により、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)の量を調べます。歯周病は顎の骨が溶かされて(吸収されて)いく病気なので、歯の根が植わっている骨の量が少ないほど歯周病が進行していることを意味しています。また、骨の質もレントゲンで調べることができます。骨の密度が小さいとレントゲン写真では黒っぽく写りますが、骨の密度が大きいところはより白く写ります。歯周病から回復してくると、骨の密度が増し、歯の動揺もおさまってきます。
マイクロモーター
歯周病の治療と予防
歯石とは、唾液中のカルシウムなどが沈着することにより自然に出来ます。そして一度付いた歯石は医院でしか除去できません。定期検診の最大の目的は、この付着した歯石の除去です。同時に初期虫歯の有無もチェックします。

当歯科医院では歯周病治療を行うと共に、歯周病予防、ブラッシング指導などのお手伝いもさせていただいております。現在、虫歯がない方も歯石除去の為に定期検診に来ていただければ、気付かないうちに歯周病が進行して歯ぐきから血が出てくる・・と言った事態を避けることが出来ます。



Posted by koikenina at 17:50│Comments(0)
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