健康、生活 › 歯垢(プラーク)や歯石

2017年12月08日

歯垢(プラーク)や歯石

歯の周囲に付着する細菌性の歯垢や歯石が、歯肉と歯の根の間の、いわゆるポケットの中に侵入していって、その中で繁殖をくりかえすことによって、歯周病を進行させていきます。

細菌
細菌が歯肉や歯槽骨に炎症を起こし、その炎症をさらに進行させながら、細菌自体が増殖し、さらに、その細菌が組織を侵す攻撃力が強まり、歯周病が進行します。

詰め物・かぶせ物の不適合
詰め物・かぶせ物が合っていないと、隣の歯と段差ができてしまい、段差部分に歯垢(プラーク)が付着しやすくなりますので歯周病になりやすくなります。金冠や陶材のクラウンなどを歯にかぶせたり、入れ歯をすると食べカスがたまりやすい状態になります。または、歯肉の形態がデコボコしていたり、歯と歯肉の境目がくぼんでいたりしても、食べカスはたまりやすくなります。
ハンドスケーラー
歯周病は一夜にして、歯がぐらつくなどの末期症状が出るのではなく、初期や中期の段階でも、わずかなサインがあります。末期の段階で慌てて何とか歯を残したいと思う前に、できるだけ早期の段階でのサインを見逃さないようにすることが大切です。歯周病を初期~中期~末期という3段階に分けて説明します。

歯周病の初期
<症状>
歯ぐきに歯ブラシをしっかり当て、ゆっくり動かすと、出血することがある。歯がうずいたり、歯ぐきがはれぼったく感じることがあるなどが特徴、一般的に初期段階では、無症状なことが多い。
歯科用マイクロスコープ
歯周病の中期
<症状>
水がしみるようになり、歯磨きすると歯ぐきから出血する。歯ぐきが時々腫れたり、治ったりを繰り返す。歯ぐきを押すと膿(うみ)が出る。歯ぐきから臭いがする。初期の段階から数年経過すると見られることが多い。

歯周病の末期
<症状>
歯をかみ合わせるだけで、ぐらつく。歯の周囲を指で押すと膿(うみ)が歯の周りににじみ出てくる。痛みが出ないこともある。歯磨きの際、毎回のように出血する。



Posted by koikenina at 15:56│Comments(0)
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