健康、生活 › 歯周病は痛みがなく、気がつかない間に進行している病気です。

2018年01月09日

歯周病は痛みがなく、気がつかない間に進行している病気です。

歯と歯ぐきの間にたまった歯垢(プラーク)や歯石の中にいる歯周病菌が歯ぐきにダメージを与え、少しずつ歯を支える骨が無くなっていき、最後には歯がなくなってしまいます。35歳を過ぎると80%以上の方が歯周病にかかっています。(厚生労働省調べ)

歯周病の怖いところは初期段階は痛みがないため自分が歯周病になっていることに気付かないということです。固い物が噛みにくい、口臭がする、歯と歯の間に物が挟まるようになったなど、自覚症状が出てきた時には思っている以上に症状が進行していることです。
光照射器
歯周病の症状「歯肉炎~軽度歯周炎」
歯と歯肉の間に歯垢(プラーク)という細菌のかたまりがたまり、歯肉に炎症が起きた状態。骨は溶けていませんが歯茎から出血することがあります。歯と歯肉の溝は病的に深くなりポケットと呼ばれるようになります。度歯周炎になると歯肉だけでなく歯槽骨にも炎症が進み、歯根の1/3まで溶けた状態です。歯周ポケットは4mm程度でほとんど痛いみはありません。

歯周病の症状「中等度歯周炎」
歯根の2/3以上骨が溶けた状態でポケットは7mm以上になります。歯を指で動かすと大きく揺れたり、食べ物を噛むのが難しくなったり、場合によって歯が抜け落ちてしまいます。他にも歯茎から膿が出ることもあります。

歯周病の症状「重度歯周炎」
歯槽骨が1/2程度溶ける状態です。ポケットは5~7mm程度で歯がグラグラしたり、腫れや痛みを感じるようになります。
高圧蒸気滅菌器
PMTC
(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の頭文字で、歯科医院で専門的に行う、お口のケアプログラムのことです。細菌は次第にバイオフィルムという集合体を形成し、いったん出来てしまったバイオフィルムは歯磨きだけでは除去出来ません。ふだんの歯磨きでは取りきれない歯の着色・汚れを落とし、本来の白く輝く色を取り戻します。出来てしまったバイオフィルムの除去にも繋がります。それにより口臭や虫歯、歯周病の予防にも効果があります。

手動スケーラー
名前にもあるように、スケーラーにて手動で丁寧に除去していきます。超音波スケーラーの効果は抜群ですが、歯茎の奥や歯並びの複雑な部分では、取りきれない場合があります。
そこで、その部分は、経験を積んだ歯科衛生士の手でじっくりと除去していきます。



Posted by koikenina at 15:02│Comments(0)
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