健康、生活 › 歯を支える骨が溶けてしまっても、痛くもかゆくもありません

2018年01月19日

歯を支える骨が溶けてしまっても、痛くもかゆくもありません

わが国では、歯科医院で定期検診を受けている人が国民全体の2%しかいないといわれています。なお、歯科先進国として知られるスウェーデンの受診率は大人で90%、子供はほぼ100%です。現状ではとても大きな差がありますが、こうした歯に対する意識の違いが、歯の健康にも明らかな差となって表れています。両国で70歳時点の残存歯数を比べると、スウェーデンは平均で約20本なのに対し日本は約8本しかありません。

歯は一度失ってしまうと、二度と取り戻すことはできません。つまり、自分の歯を失ってしまわないように今のうちから適切なケアを行うことがとても大切なのです。定期検診で、歯周病のチェックやプロによる歯のクリーニング、ブラッシング指導などをしてもらいましょう。
歯科用ユニット
歯周病は、読んで字のごとく、歯の周りの病気です。つまり歯に虫歯などの問題が無くても、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)などが弱くなり、咬むという歯の基本的なはたらきが行えなくなる症状を指します。歯が抜けたら、入れ歯を入れたり、健康な歯を削って被せを作らねばなりません。ここで重要なのは、歯周病は静かにゆっくりと進行することです。

歯を支える骨が溶けてしまっても、痛くもかゆくもありません。「何だか最近歯が揺れるような気がする」、「咬みづらい」、「咬むと歯の奥が痛い」などの症状が出てからは遅いのです。怖いですね。そうならないためにも、春夏秋冬年4回のおそうじで予防しましょう!
定期健診では、むし歯や歯周病になりやすい部位を画像や動画を用いて分かりやすく説明させて頂きます。ご自身のウィークポイントを自覚して頂き、ご自宅でも日々気をつけることができるように、あなたに合った歯ブラシ選びからブラッシングに至るまで、しっかりとご提案させていただきます。
マイクロスコープ 歯科
治療について
ブラッシングだけでは、取り除く事が出来なくなってしまった歯石を、「スケーラー」と呼ばれる器具を用いて、除去いたします。

歯肉縁上の歯石だけでなく、縁下の歯石も除去いたします。治療時には局所麻酔をおこない、汚染されたセメント質を除去し、歯根表面に光沢があるように仕上げます。



Posted by koikenina at 15:48│Comments(0)
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