健康、生活 › 歯周病(慢性辺縁性歯周炎)は、細菌の感染によって引き起こされます

2018年05月08日

歯周病(慢性辺縁性歯周炎)は、細菌の感染によって引き起こされます

歯周病とは、歯を支える歯周組織である歯肉、歯槽骨、セメント質、歯根膜のいずれかに障害のある状態をいいます。
歯周病のうち、歯肉に炎症が起こっている状態を歯肉炎(しにくえん)、他の歯周組織にまで炎症が起こっている状態を歯周炎(ししゅうえん)といいます。一般的に歯周病と言われるのは『慢性辺縁性歯周炎』のことです。

歯周病(慢性辺縁性歯周炎)は、細菌の感染によって引き起こされます。歯周病は、歯肉の辺縁が赤くなったり、腫れたりする歯肉炎の状態から進行していきます。まず、歯と歯肉の境い目の清掃が行き届かないでいると、そこに雑多な細菌が停滞し歯肉辺縁に炎症(赤く腫れたり、出血したりする)が起きてきます。この症状は、そこに存在する細菌に対抗して、局所の免疫系が歯周組織を守ろうとする反応そのものなのです。この状態が続くと、免疫反応で作られた酵素によって歯と歯肉を連結している細胞群が破壊されるので、歯肉溝の深さが増していきます。この深くなった溝のことを歯周ポケットと言います。
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歯周ポケットは、歯周病細菌の温床となります。歯周ポケット内の歯周病細菌は、歯肉辺縁から歯根尖(歯の根の先)方向に向かって侵襲を始めるので、深部では炎症に対して免疫反応が増強していきます。免疫反応(炎症)が持続すると、歯周組織の細胞群が破壊されるので歯周ポケットはさらに深く広がり、歯を支えている骨までも吸収されていきます。つまり、歯を支える歯周組織がなくなってしまうので、結果的に歯が抜けることになります。このようなことから歯周病は、歯周組織を破壊していく病気ということになります。

歯周病と全身疾患の関係
歯周病の症状は、歯周病菌に対する免疫系が歯肉部分で過剰反応することで悪化していきます。通常、免疫反応は身体を守るために働くのですが、歯周病細菌が歯肉に刺激を与え続けると、歯周組織のマクロファージやリンパ球が産生する酵素類やサイトカイン類などが、局所(歯肉)に蓄積します。酵素類は、コラーゲン繊維などを切断・溶解する作用を持っています。サイトカイン類は、多彩な生理活性を示す炎症性サイトカインと呼ばれるタンパク質です。これらは、血液中に入っていろいろな全身疾患に悪影響を及ぼします。局所的に産生された炎症性サイトカインは、血液を介して全身疾患にも負の影響をもたらします。最近の研究では、糖尿病、心臓血管病、低体重児出産・早産などが歯周病に関連する疾患とされています。また、肺炎、骨粗しょう症、腎炎、関節炎、発熱などへの関連も疑われています。しかしながら、このことに関する研究成果や発表の多くは海外の疫学研究が拠りどころとなっており、日本では確証となる介入研究はまだ不足気味です。
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歯周病の治療法は?
比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことが出来ます。しかし、炎症が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要となります。この手術の際に、手術治療を補助するための歯周組織再生誘導材料という歯科用の材料が使われることがあります。



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