健康、生活 › 近年、歯周病と循環器障害(脳梗塞心筋梗塞)、糖尿病、との関係が明らかになっています

2018年05月25日

近年、歯周病と循環器障害(脳梗塞心筋梗塞)、糖尿病、との関係が明らかになっています

虫歯が減る一方で、歯周病が増えています。何故なら日本人の平均寿命は延びているからです。そのため皆さん他人事ではありません。自覚症状がなくとも既に歯周病を発症しているかもしれませんし、現在は歯周病でなくとも将来発症する可能性が高いといえます。自覚症状のある方も、そうでない方もその怖さと歯をなくすことの危険性について理解してください。

近年、歯周病と循環器障害(脳梗塞心筋梗塞)、糖尿病、との関係が明らかになっています。歯周病を発症すると、そうでない人に比べ脳梗塞を発症する率が2.8倍になります。欠損歯が多いほど認知症になる率も高くなることが分かっています。歯周病を治すには歯周病を知ることから始まります。
高圧蒸気滅菌器
良いバイオフィルムと悪いバイオフィルム
プラークもバイオフィルも細菌の凝集体であることに変わりありませんが、バイオフィルムはコロニーを形成し、それにより菌の性質が変化する意味を含みます。これだと難しいのでプラークの膜と捉えてください。

健康な歯肉溝ではバイオフィルムの75%が口腔内常在菌で、その中に歯周病の病原菌は存在せず、なかには口腔内の健康を維持する細菌がいるくらいです。ところが成人型歯周炎の歯周ポケットでのバイオフィルムではグラム陰性嫌気性桿菌が75%を占めます。このように健康な歯肉溝と歯周ポケットとではそこに存在するバイオフィルムに大きな違いがあります。このことから、歯周病の治療にはグラム陰性桿菌をバイオフィルムから減らすのが有効だと解ります。
マイクロモーター
歯周病の人は糖尿病になりやすい
グラム陰性桿菌から出されるLPS(内毒素)が歯ぐきから血管に入り込み、マクロファージからのTNF-αの産生を促進します。これにはインシュリンを効きにくくする働き(インシュリン抵抗性)があり、歯周炎により上昇した血糖値をコントロールすることが難しくなります。それと同時に歯周炎もますます進行するという悪循環に陥ります。血中に十分インシュリンがあるのに効果が発揮されない状態が続くと、身体はよりインシュリンを出そうとします(高インシュリン血症)。この状態が長く続くとインシュリン産生細胞である膵β細胞が疲労して末期の糖尿病になります。



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