健康、生活 › 予防歯科では、むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、それらの病気を予防するための治療を行います

2018年07月04日

予防歯科では、むし歯や歯周病になってから治療するのではなく、それらの病気を予防するための治療を行います

病気になってから治療をしたとしても、失ってしまった歯や歯ぐきは元には戻りません。だからこそ、しっかり予防していくことが大切なのです。

PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、訳すと「専門家による機械を使った歯の清掃」という意味になります。様々な専用機器を使用して、虫歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(歯の表面についた細菌のかたまり)」や歯垢・歯石を除去していきます。あくまで歯のクリーニングなので、ドリルなどで歯を削ることはありません。普段の歯磨きでは除去できない汚れが取れますので、爽快感を味わうことができます。
バイオフィルムは約3ヶ月で再生されると言われていますので、定期的なPMTCをお勧めしています。
歯科 光照射器
歯のメンテナンスクリーニングを受診しましょう ー
以上を踏まえてさらに、定期的(約2~6ヶ月)に歯のメンテナンスクリーニングを受けるように致しましょう。欧米では定期的に歯のメンテを受ける事は髪の毛を切りに行くのと同じくらい一般的ですが日本では未だ意識の高い一部の方しか受けていません。本来であれば歯は命に例えられるくらい大切な物ですから、お手入れは念入りにお手入れしても何も悪い事は起きず、良い事しかありません。

・定期的に汚れを取る=歯が常にツルツルで着色やヤニが付いていない状態。
・口臭が改善されて人前で話しする事が気にならなくなる。
・歯石を取れば歯周病のリスクが大幅に低下して歯茎が健康になる。
・肺炎や心臓病や糖尿病などのリスクが軽減する。
・風邪をひきにくくなり免疫力が回復する。
・虫歯になるリスクが大幅に低下して小さな虫歯も早期発見する事が出来る。
ホワイトニング 照射器
基本的にメンテナンスクリーニングは痛みが出ないように行います。メンテナンスレベルでは除去する事の出来ない歯石や汚れは治療としてしっかりと除去する必要もありますが、口腔内の環境を綺麗にした後は、維持する事で再び悪化する事を防止します。

定期検診やメンテナンスクリーニングをしっかりと受ける事で、ご自身の歯の健康を保つための確率は大幅の上昇します。あるデータでは、メンテナンスクリーニングを受ける習慣の有る方の歯の平均残存率は、80歳の時点で25本です。また、スウェーデンやフィンランドは予防先進国と呼ばれており国民の虫歯罹患率は20歳で1本以下です。



Posted by koikenina at 11:36│Comments(0)
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