健康、生活 › 歯周炎が進行して、歯周ポケットが3~4mm程度になった状態です

2018年07月05日

歯周炎が進行して、歯周ポケットが3~4mm程度になった状態です

歯周病という言葉は歯の周りの病気の総称ですが、歯垢が取りきれずに歯周組織が歯垢の中の歯周病菌に感染し、歯ぐきの腫れや出血を引き起こし、最悪の場合には歯が抜けてしまうおそろしい病気です。歯周病は初期にはまったく自覚症状が無く、気づきにくいのもやっかいな点です。日本人の場合、成人の約80%は歯周病の罹患が認められるとも言われています。歯槽膿漏とは、歯周組織から膿が出ている状態を指し、重症の歯周病の症状の1つを指す言葉です。長い間、歯槽膿漏は歯周病と同じ意味で使われてきましたが、最近では「歯周病」の言葉に統一する動きが進んでいます。
歯科用ユニット
歯肉炎
歯と歯ぐきの間にある溝にプラーク(歯垢)がたまってしまうことによって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのが歯肉炎です。たまったプラークと炎症で溝が広がり、歯周ポケットができます。
【対策】
-ブラッシングによりプラークをとる
-歯石がついている場合は歯石を除去
-より治療効果を高めるために、歯科衛生士が行う専門的な歯のクリーニングPMTCも有効
軽度歯周炎
歯周炎が進行して、歯周ポケットが3~4mm程度になった状態です。歯周ポケット内にプラークや歯石がたまり、さらに炎症が広がることで、歯ぐきが赤みを帯びてきます。
【対策】
-ブラッシングにより歯ぐきを改善
-スケーリングによる歯石の除去や、歯ぐきの中のルートプレーニング
-歯科衛生士による、専門的な歯のクリーニングPMTCも有効
中等度歯肉炎
炎症がかなり進み、歯周ポケットが4~6mm程度とより深くなってしまった状態です。歯を支える歯槽骨の吸収も進行し、歯を指で押すと動きます。中等度歯肉炎の段階では、歯ぐきの腫れや出血など自覚症状が現れます。
歯科用バイブレーター
【対策】
-ブラッシングにより歯ぐきを改善
-スケーリングによる歯石の除去や、歯ぐきの中のルートプレーニング
-歯科衛生士による、専門的な歯のクリーニングPMTCも有効
-歯肉炎が重症の場合は、歯周外科を行うケースも
重度歯肉炎
中等度歯肉炎よりもさらに歯肉炎が進行し、定期的に歯ぐきが腫れ、強い痛みが現れる状態です。
【治策】
-完治させるのは非常に困難です
-歯を保存できる状態であれば、歯周外科手術、再生療法を
-残念ながら、抜歯となる場合もあります



Posted by koikenina at 11:25│Comments(0)
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