健康、生活 › 歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。

2018年07月17日

歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。

歯を喪失する原因で多いのは、虫歯と歯周病ですが、中高年以降では、特に歯周病が、その原因となっています。

成人の方の約8割が、歯周病に罹患しています。
歯周病はサイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)と言われ、かなり進行するまで自覚症状がありません。歯周病になると、歯と歯肉の結合が壊され、歯肉が歯から剥がれてしまい、スキマ(歯周ポケット)ができます。さらに進行すると、歯を支える骨(歯槽骨)まで溶けてなくなってしまいます。歯肉からの出血、腫れ、痛みなどを繰り返し、やがて歯がグラグラしてきて、最後には抜けてしまいます。
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歯周病は、お口の中だけの問題ではありません。
心臓病の原因となる事もありますし、妊娠中であれば,早産・低体重児出産のリスクが高まります。また、糖尿病の患者さんが、歯周病を治療したら、血糖値が下がったという報告もあります。

タバコとの関係
タバコを吸うと肺が汚れることは有名ですが、その中にある「ニコチン」という成分は血流を悪くする特徴を持っていることはご存知ですか?そのため、歯茎や周辺組織に十分な栄養や酸素が行き渡らなくなり、歯茎や周辺組織は弱まってしまうのです。 こうなることで歯周病菌に対抗する力も失ってしまいます。
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スケーリング(歯石取り)
食べかすなどが残ると、歯垢として歯の表面などにこびりつきます。これが初期であればブラッシングで除去することもできるのですが、歯石レベルになると不可能です。この段階だと歯科医院で「スケーラー」と呼ばれる専用器具で除去しなければなりません。歯石は、毎日丁寧にブラッシングをしていても付着するものなので、定期的に歯科医院で除去することが望ましいでしょう。

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歯周病が進行すると歯周ポケットの溝が深くなり、その中にも歯石が付着してしまいます。これを「スケーラー」で除去することは難しいので、「キュレット」という専用器具を使用します。キュレットはそのまま歯周ポケットの溝の中に入ることができるので、深い部分の歯石でも確実に除去することができます。



Posted by koikenina at 15:38│Comments(0)
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