健康、生活 › 歯周病に慢性的に罹っていると、様々な全身の病気に罹る危険性を高めることが知られています

2018年10月10日

歯周病に慢性的に罹っていると、様々な全身の病気に罹る危険性を高めることが知られています

歯周病とは、歯肉の細菌の感染による炎症により、歯を支える組織や骨が溶けてしまう病気です。歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ギネス・ワールド・レコーズに載っています。ギネスブックには、「全世界で最も患者が多い病気は、歯肉炎などの歯周病である」と書かれています。 厚生労働省の調べでは、日本人の成人(40歳以上)約80%が歯周病にかかっています。また、抜歯理由第1位はこの歯周病です。日々の生活習慣がこの病気になる危険性を高めることから、生活習慣病のひとつに数えられています。下記で歯周病の原因から治療まで詳しくご説明いたします。 
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歯垢(プラーク)
お食事をすると口の中には食べかすが残ります。みなさん毎日歯みがきをしますのでだいたいは洗い流されます。しかし、磨くのが難しい歯と歯の間や歯と歯肉の境目には磨き残しが生じます。お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。これらの細菌は磨き残った食物に住み着きます。さらにブラッシングが充分でなかったり、糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。 その中でも歯周病をひき起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。細菌はこの歯石を足場にし、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

歯周病と全身疾患
歯周病に慢性的に罹っていると、様々な全身の病気に罹る危険性を高めることが知られています。歯周病のある場所には、歯周病原性細菌とその細菌が産生する毒素、炎症のある場所で作られるプロスタグランディンやサイトカインなどのケミカルメディエーターが存在し、歯周病が悪化するに従い、その量も増えてきます。これらのものが歯肉の毛細血管を通じて全身に搬送されると、心臓血管疾患、脳卒中(脳梗塞)、糖尿病の悪化、低体重児出産などを引き起こす危険性を高めることが分かってきました。また、唾液の中に混じった歯周病原性細菌を含む細菌が誤って気道から気管支、肺の方に入ると、気管支炎、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因ともなります。さらに歯周病は肥満やメタボリックシンドロームとの関連も言われるようになっています。よって歯周病の予防や治療は、全身の様々な病気の予防や治療に役立つことにもなり、健康な生活を送るためにとても大切なことです
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歯周病と糖尿病
重度の歯周炎がある場合、炎症によって生じた物質(CRP)やサイトカインが血液に入り全身に回る。CRPは肝臓の働きを低下させ、ブドウ糖の代謝を阻害します。サイトカインは筋肉細胞や脂肪細胞に作用して糖の代謝を阻害します。すると糖濃度を下げるホルモンであるインスリンが作用しにくくなり(インスリン抵抗性)、糖尿病が悪化します。



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