健康、生活 › 放置すると、むし歯と歯周病の原因となるバイオフィルム

2018年10月26日

放置すると、むし歯と歯周病の原因となるバイオフィルム

歯ブラシでは落とせない汚れがあるのをご存知でしたか?
歯ブラシでは落とせない歯石とバイオフィルム
「歯ブラシ、しっかりやってるんだけどねー」とおっしゃる方がいらっしゃいます。しかし、そうではありません。歯ブラシを一生懸命していただいても、落とせない汚れがあるのです。それが歯石とバイオフィルムです。

歯槽骨を溶かす原因となる歯石
歯石とは歯垢(プラーク)が固まって(石灰化)できたものであり、この歯石は表面がザラザラしているために、細菌がつきやすくなります。細菌がついて、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)に入り込み、それにより歯槽骨を溶かしてしまう原因となります。ですから、歯石はきちんと取り除く必要があるのです。
歯科 ユニット
放置すると、むし歯と歯周病の原因となるバイオフィルム
また、バイオフィルムとは台所のヌメヌメのようなものであり、細菌同士が固まって保護膜を作り、殺菌剤や抗菌剤から細菌を守る役目を果たし、それによって歯ブラシでは取りづらくなります。また、歯と歯の境目、歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)についたバイオフィルムは歯ブラシで取り除くことは困難になります。バイオフィルムを放置しておくと、むし歯と歯周病の原因となります。ですから、これを機械的に歯科医院で取り除くことが重要になるのです。

主な治療内容
正しい歯磨きの方法
自分ではしっかり磨けていると思っても実際には多くの磨き残しがあったり、歯茎を痛めつけていたりというケースも珍しくありません。歯科医や歯科衛生士のチェックを受け、正しい歯磨きの方法を教わることによって日ごろのケアを万全なものにします。
ワックスペン
歯のクリーニング
どんなに丁寧に歯磨きをしても、どうしても歯石や着色などが残ってしまいます。歯磨きでは落とせない汚れを除去することで虫歯の予防を行うことができます。最近ではPMTCという歯のクリーニングが注目を集めています。単に汚れを落とすだけでなく、歯の強化や黄ばみなどの着色を落として白い歯を取り戻すことができるなどの効果があります。



Posted by koikenina at 11:32│Comments(0)
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