健康、生活 › この歯周病が進行していくと、驚くことに歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのです!

2018年11月12日

この歯周病が進行していくと、驚くことに歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのです!

この歯周病が進行していくと、驚くことに歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのです!
歯を取り巻く組織(歯周組織)には、歯を支える歯槽骨(顎の骨)、歯と歯槽骨を仲介する歯根膜、そしてそれらを包む歯肉(歯ぐき)があります。歯周病は、歯の周りの病気と書きますが、お口に潜む特殊な細菌感染によって発症する歯周組織の破壊です。初期症状としては、痛みのない歯ぐきの腫れや出血、さらに進行すると痛みを伴った腫れや歯ぐきからの膿などが見られるようになります。

しかしこれらの症状は持続せず、数日で落ち着いてしまいます。ところが、これで歯周病が治ったわけではなく、恐ろしいことにそれほど自覚症状がないままじわじわと進行していきます。ほとんどが、痛みや腫れを伴う急性期と自覚症状のない慢性期を繰り返しながら進行していく病気なのです。
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この歯周病が進行していくと、驚くことに歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのです!(考えてみて下さい。自分の身体の中で骨が溶けている場所があるなんて想像つきますか?)でも、そうなると当然支えられている歯はぐらつき、やがては抜け落ちてしまう運命にあります。症状として我慢できないほどの痛みになったり、膿が止まらなくなったり、歯がぐらついてきたりすると『もう手遅れ!』なんてこともあるのです。

歯周病と全身疾患
「痛くなったら歯医者に行けばいい…」そんな風に、かるく考えてはいませんか?
歯周病菌は口の中だけにとどまらず、血流にのって全身を回り、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・早産など、全身の健康にも関与することがわかってきています。しかし、歯周病を深刻な病気ではないと考える方が多いのが現状であり、この認識が最も危険なのです。
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糖尿病の人は健康な人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多かったり、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという調査結果が報告されています。つまり、歯周病と糖尿病の関係は特に密接で、糖尿病を治療することで歯周病が、歯周病を治療することで糖尿病が改善される可能性があるのです。

動脈硬化の要因の一つとして、歯周病菌などの細菌感染が注目されています。歯周病菌が血流に乗って血管へ入り、その刺激によって動脈硬化を引き起こす物質が出るというのです。また、それによってできた血管内の沈着物が血液の通り道を細くすることで、心臓疾患も引き起こすといわれています。



Posted by koikenina at 10:50│Comments(0)
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