健康、生活 › TBI(歯磨き指導) − 正しい歯磨きの習慣化

2018年11月19日

TBI(歯磨き指導) − 正しい歯磨きの習慣化

医療において「早期発見・早期治療」が元気に長く生きる常識になっています。
歯科においても同じで、定期検診や人間ドックなどを受けるように、定期的に歯科へ通うことが大切です。現在、お口の状態が様々な全身疾患へ影響を及ぼすことがわかってきています。
日本人の80歳のときに残っている自分の歯の数は14本といわれています。欧米では20本。親知らずを含めない歯の本数は28本ですから日本人は半数以上が失われていることになります。

では、日本と欧米の違いは何でしょうか。
それは、日本では「痛くなったら歯医者へ行く」という考え方に対し、欧米では「痛くなる前に歯医者へ行く」という考え方に起因しています。特に歯科大国スウェーデンでは国民の90%が定期検診を受けています。検診やメンテナンスに通い、歯の残存本数を多くすることで不自由なくおいしい食事が楽しめるだけでなく、全身の健康ひいては長生きにつながります。
歯科ハンドピース滅菌
むし歯や歯周病は、年齢をとわず広く蔓延している病気です。これらの病気は、歯は元にはもどらず、完全に治すことは大変難しい病気であるということを強く・はっきり認識しなければなりません。日本歯科医師会は健康の基本である歯を保つために8020運動を推進しています。むし歯や歯周病にならない、進行させないためには口腔内の清潔を保つことが大切です。このためには、日々の正しい歯磨きと歯科医師によるチェック、歯科医師・歯科衛生士による管理(PMTC)が必要です。

TBI(歯磨き指導) − 正しい歯磨きの習慣化
歯磨きは虫歯や歯周病を予防するもっとも有効な手段です。しかし、歯の隅々まで磨けていないと意味がありません。TBIでは染め出しによる磨き残しチェックをおこない、患者様に合った正しい歯磨き方法を説明します。正しい歯磨きで虫歯・歯周病を予防し、お口の健康ときれいな口臭に努めましょう。歯ブラシや歯磨剤にはいろいろな種類の物があります。
高圧蒸気滅菌器
PMTC
PMTC(Professional Medical Tooth Cleaning)は歯科医院で行う専門家(歯科医師、歯科衛生士)による歯の清掃のことです。歯の周りや歯と歯ぐきの境界部分には、虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)という細菌のかたまりが存在します。このプラークはバイオフィルムと呼ばれるフィルム状の薄い膜に覆われており、しっかりと歯の表面にへばりついているのです。このためご自宅で行う歯みがきでは、どんなに丁寧にみがいたとしてもプラークの30~40%が残ってしまうといわれています。

PMTCでは特別な清掃器具と薬剤を使用し、コーヒー・お茶の色素やタバコのヤニや歯垢を取り除きます。毎日のホームケアが一番重要ですが、それに加えて1ヶ月~



Posted by koikenina at 17:30│Comments(0)
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