健康、生活 › 近年、「予防歯科」という言葉をよく目にするようになりました

2018年12月03日

近年、「予防歯科」という言葉をよく目にするようになりました

予防歯科とは、歯周病や虫歯などになってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にすることです。歯周病は人類が誕生してからずっと存在している疾患ですが、多くの先人達が研究を重ね、以下のことは、スウェーデン・米国・日本の論文やデータで明らかになっています。
・しっかりとした予防メインテナンスを受けた人は虫歯や歯周病になりにくく、歯を失うことから守られている。

・歯周治療・虫歯治療を受けた人が、治療後に専門医のもとで定期的にメインテナンスを受けた場合、再発率が下がり、歯を失う割合も下がる。お口の中には歯が28本あります(親知らずを含めると32本)。最低20本あればある程度問題なく食事が出来ると言われています。残念ながら、80歳で20本以上ある人は51.2%、平均歯数は約16.7本です。(割合は平成28年歯科疾患実態調査より。
超音波スケーラー
歯数は平成23年歯科疾患実態調査の推計方法と同様の方法で計算)このようなことから、歯科クリニックでは「予防歯科」に力を入れています。患者様の「今」「目先」ではなく、一生涯、そしてさらには次の世代、さらにその次の世代のことまで考慮し、お口の健康、そして体全体の健康も視野に入れた医療をご提供しております。

Point1
歯の表面の汚れだけでなく、歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目)の汚れもクリーニングします。
Point2
歯周病の進行を見逃さないよう、お口の中の写真・レントゲンを撮影し、経過観察を行っています。
Point3
歯周病が発見された場合は、歯周病認定医による専門治療を行うことで、条件によっては元の状態に再生することも可能です。
Point4
虫歯が見つかった場合、当院では無条件に削って詰めて、という治療はいたしません。
将来できるだけ歯を残すために今できる最善策を患者様といっしょに考えます。
生体情報モニター
子供のための予防歯科
お子様の健康な歯を育むことは、その子にとって大切な財産になります。
虫歯が出来たら、歯医者に行って治療をすればそれで終わりを繰りかえすこと下の図のように徐々に歯は失われ、成人してしばらくたったころに頭を悩ませることになります。
健康なお口元は大切なお子様への未来の贈り物となります。未来のお子様へすばらしいプレゼントとなるように、精一杯サポートさせていただきます。



Posted by koikenina at 11:48│Comments(0)
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