健康、生活 › 初期の歯周病はほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります

2018年12月12日

初期の歯周病はほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります

歯医者さんは歯が痛くなったら行くところ…多くの方がそんな風に思っているのではないでしょうか。
虫歯の早期発見、早期治療はもちろん大切です。しかし虫歯になってから治療をすると時間がかかり、神経を抜くことになれば数ヶ月もかかってしまいます。治療を行った歯は、二度と元には戻りません。削れば削るほど、歯の寿命は短くなってしまいます。そうならないためには虫歯や歯周病にならないための「予防」が重要です。

毎日歯磨きをしていればいい?
歯磨きは大切です。しかし、毎日時間をかけて歯磨きをしていても、虫歯や歯周病の予防には不十分です。また、自分ではしっかり磨けていると思っても実際はまったく磨けていない、ということも珍しくありません。虫歯や歯周病から歯を守っていくには、歯科医院での定期的な歯のクリーニング(PMTC)や食習慣を含めたプロによるケアが絶対に欠かせません。
抜歯 器具
歯の検診だけで歯医者に行っていい?
もちろん、お気軽にお越しください!虫歯や歯周病予防に役立つことはもちろんですが、予防歯科を通して歯の仕組みや虫歯のリスクを詳しく知ることで、健康への意識が高まり生活習慣の改善にもつながります。年をとった時に歯がたくさん残っている人ほど、医科の医療費が少ないという報告もあります。予防歯科を行うということは、健康で明るい人生を送るための重要なポイントになるのです。

歯周病検査と歯石除去(スケーリング)
初期の歯周病はほとんど自覚症状がないため、気付かない間に悪化させてしまうことがよくあります。 歯周病の検査として、まずは歯周ポケットの深さを測ります。 健康な歯肉の歯周ポケットは2mm以内ですが、歯周炎の歯肉は歯周ポケットが3mm以上になり、骨も溶け始めています。重度の歯周炎では8mm程度と非常に深くなります。検査後は、歯や歯の根に付着した歯垢や歯石を、スケーラーと呼ばれる器具を用いて除去します。

歯石は歯周病の大きな原因の1つですが、普段のブラッシングでは除去できません。スケーリングによって歯垢や歯石を徹底的に除去することで、歯周病の発生を防ぐことができます。歯周病は痛みがないまま静かに進行していきます。痛みを感じたときにはすでに重症になってて、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。そうなる前に、定期健診を受けて早めに症状を知ることが大切です。
ユニファスト
PMTC
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科衛生士などの専門家が、歯の表面に付着した汚れを除去することをいいます。清潔志向が進む昨今、歯を磨かないという人はごくまれだと思います。ですが“しっかり磨けている人”は意外と少ないものです。下のスライドのように、一見すると白い歯ですが、歯垢(歯の汚れ)を染め出す薬剤を使って、チェックしてみるとけっこう汚れています。



Posted by koikenina at 12:10│Comments(0)
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