健康、生活 › みなさんは、歯周病についてはっきりとした知識をお持ちでしょうか?

2019年01月22日

みなさんは、歯周病についてはっきりとした知識をお持ちでしょうか?

簡単に言うと、顎の骨が溶けて歯がグラグラ揺れてしまう病気です。虫歯はある程度の深さなら、なんとか抜かずに、詰め物で元通りに咬み合わせを回復することができます。
ところが、一度歯周病にかかり、揺れ始めた歯を元に戻すことは、大変な労力が必要です。
また歯周病の悪化は、痴呆、姿勢の悪さ、内臓の悪化など全身に悪影響を及ぼします。歯周病治療の流れ
1.検査
・歯周ポケット測定
・レントゲン
・口腔内写真、顔貌写真
(咬み合わせが崩壊してしまったような、重度の歯周病の患者様に必要に応じて行います) 
レントゲンや歯周ポケットの測定により、歯肉の状態、歯を支える骨(歯槽骨)の状態、出血の有無、歯石の付着、歯の動揺などを
詳しく調べます。
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2.カウンセリング
診査結果のもと、治療計画を患者様と相談して参ります。
3.初期治療
3-1.目に見える歯石、プラークの除去 
まず目に見える歯石、プラークの除去を行います。
同時に、患者様一人一人に適したブラッシング指導を行います。
3-2回目の検査 
歯石、プラーク除去後の歯肉の改善度合いを調べ、炎症が落ち着いて症状の改善がみられる場合はメインテナンスへ。
改善がみられない場合はルートプレーニングへ。 
3-3隠れた部位の歯石、プラークの除去 
歯周ポケットが深い部位の歯根表面に付着している歯石などを、専用の器具を使用し取り除くことで、歯周病を改善します。
※歯肉のかなり深い部分まであつかっていきますので、1回につき3~4歯ずつ、麻酔をし、無痛下にて治療していきます。 
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4.再評価
炎症が落ち着いて症状の改善がみられる場合はメインテナンスへ。
改善がみられない場合は歯周外科処置へ。 
5.歯周外科処置 
歯肉の悪い部位を外科的に切除し、歯根面を専用の器具で滑沢にします。同時に、歯槽骨の形態の修正も行います。 
・GTR法
・エムドゲイン、人工骨etcを用いた再生療法
・切除療法(フラップ治療)
6.メインテナンス
治療を行った箇所が再度歯周病に罹患してしまわないように、
メインテナンスを定期的に行っていきます。



Posted by koikenina at 11:52│Comments(0)
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