健康、生活 › 予防歯科の重要性が証明されたのは、スウェーデンの事例からでした

2019年01月28日

予防歯科の重要性が証明されたのは、スウェーデンの事例からでした

最近では多くの人が、歯が悪くなってから歯科医院に行くのではなく、歯が悪くなる前に予防目的で歯科医院を訪ねるようになりました。今までに歯科医院での定期健診・検診や歯石除去PMTC(プロフェツショナルーメカニカルートウースークリーニング)を受けたことのない方は、この機会に、ぜひ「予防歯科」を実践していきましよう。
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予防歯科はセルフケタとプロケア
むし歯や歯周病といった口腔の病気の治療----これらは、歯科医院のもっとも大切な役割です。こうした役割と同様に、「お口のトラブルを予防する」ということも非常に重要な役割となっています。「予防歯科」とは、文字通り、むし歯や歯周病になる前に、歯科医 院で定期的に歯や歯茎のメンテナンスを行なうことです。ただ、お口のトラブルを予防するには、ご自身で行なう日々の歯磨き(口腔内のメンテナンス)が欠かせません。こうしたことから、「ご本人のケア(セルフケア)と歯科医師、歯科衛生士のケア(プロケア)が一緒になってお口の健康を守っていく」---このことが、予防歯科の本当の意味となります。
予防歯科の重要性が証明されたのは、スウェーデンの事例からでした。50年ほど前のスウェ上アンは、国民(特に子供)にむし歯が多いことで知られていました。日本以上のむし歯大国たったともいわれています。そこでスウェーデンでは、1970年代から国をあげて予防歯科の取り組みを始めました。具体的には、定期的な歯の検診を「義務化」したのです。現在でも、スウェーデンの予防歯科への意識は非常に高く、子供は100%、大人でも80%の人が、(治療ではなく)予防目的で定期的に歯科医院に通っています。この結果、現在のスウェーデンでは、80歳以上でも平均して20本以上の歯を残すことに成功してい ます。
日本でも意識の変化が
 かつての日本は、予防目的で歯科医院を利用する人はとても少なく、歯科健診・検診の受診率は2%という時代がありました。しかし、日本歯科医師会が2016年に行なったアンケート調査によると、「最近1年間で1回以上、歯科医院で健診・検診を受けたことがある」と答えた人は44.6%に上りました。日本で予防歯科への取り組みが少しずつ浸透してきていることがうかがえます。日本では現在、8020運動(80歳になっても20本以上の歯を 残すための運動)が進められています。およそ30年ぐらい前、80歳以上の日本人は、歯の平均残存数が4~5本でした。現在もその目標に届いていないとはいえ、予防歯科を含めて様々な取り組みの成果もあって、平均が12~13本程度にまでに回復してきています。
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予防歯斟の実際
セルフケアで一番大切なことは正しい歯磨きの方法を身につけることです。しかし、ほとんどの人が自己流の歯磨き方法になっているようです。まずは、歯科医院で正しい歯磨 きの仕方を教えてもらうようにしましょう。そして、正しい歯磨きの方法を継続して行なっていきましょう。継続して正しい歯磨きを行なうためには、「歯垢染色剤」を使って、歯磨きの結果を目で見てわかるようにするのも一つの方法です。 歯磨きのときに、歯間ブラシやデンタルフロス、口腔洗浄剤は使用していますか? スウェーデンの例でいうと、およそ70%の人がこれらの物を使用しています。ちなみに、日本では50%以下です。こうしたことも、歯の健康の差に関係していると考えられます。正しい歯磨きを実践しても落 とせる歯垢は60%程度とされています。さらに、歯石や歯の着色といったものは、歯磨きでは落とせません。そこで、3~6か月に一度、歯科医院でこれらを除去する必要があります。むし歯の早期発見やフッ素の塗布、被せ物・詰め物・入れ歯・インプラントのメンテナンスのためにも、ぜひ、予防歯科を実践していきましょう。



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