健康、生活 › 自覚症状がなく、発見が遅れてしまうケースが多い

2019年02月11日

自覚症状がなく、発見が遅れてしまうケースが多い

歯周病には、痛みなどの症状がないことがほとんどです。本来痛みというのは、「体の警報装置」のような役割を果たしています。体は痛みを発信することで、「調子が悪いよ、治さないといけないよ」と教えてくれているのです。しかし、歯周病にはこれがありません。歯科医院に来院された時には、かなり病気が進行していたり、手遅れになっていたりすることがほとんどです。
溶けた骨は取り戻すことができない
歯周病によって溶けてしまった骨は、基本的には元に戻りません。多くの患者さまは、「歯医者さんに行ったら悪いところは治してもらえる」「治療して一度完治すれば安心」と思っていらっしゃいます。確かに、噛めるようにすることはできなくはありませんが、広い範囲の骨が溶けてしまっている場合は非常に大変です。「機能障害」が出ることは、覚悟しておいた方が良いでしょう。例えば、身近な生活習慣病である糖尿病の場合、放っておくと手足の末梢の血管などが悪くなり、最終的には足を切断しなといけなくなります。これが糖尿病における機能障害です。糖尿病も歯周病も、いくら治したとしても、その後の生活に影響が出てしまう。この本質は同じであると言えるでしょう。私たち人間は、ごはんを食べなければ生きていけません。そのために必要な歯、そして顎の骨を失うことは、想像以上に深刻な話であることを忘れないでください。骨を失って後悔する前に、しっかり予防に取り組むことが重要です。
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症状が悪化するにつれて進行スピードが速くなる
歯周病は、悪くなればなるほど進行スピードが速くなっていくという特徴を持っています。なぜなら、歯周病菌は溝に入りやすく、そしてそこで増殖するという性質を持っているからです。歯周病菌は歯茎の溝に住んでおり、徐々に骨を溶かしながらその溝を深くしていき、奥へ奥へと入り込みます。そして、その数を増やし、ますます骨を溶かしていく……こういった「負の連鎖」を生み出すのです。「どんどんアクセルを踏んで加速していくような病気」と思っていただければ、イメージしやすいと思います。歯周病には、かかりやすい年齢があり、そのボーダーラインは30代と言われています。10~20代の若いうちは免疫力が高く、歯茎がちょっと腫れるものの、骨が溶けるレベルにまでは達しないことがほとんどです。しかし、30代に入ると少しずつ状況は変わってきます。人によってはじわじわと病気が進み、40代に突入すると、深刻な事態になるケースも珍しくありません。40~50代では、歯周病を発症している方、重症化している方の割合は非常に多くなってきます。とにかく早期に発見し、治療を受け、健康な状態を維持すること。これが重要になります
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口の中だけでなく全身に悪影響を及ぼす
歯周病は、口の中だけの問題ではありません。口からスタートして、全身の健康に悪影響を及ぼすのです。イメージしにくい方は、鏡を見て歯茎の色を確かめてみてください。歯茎は赤いでしょう。これは、歯茎にたくさんの血管が集まっているからです。そして、歯周病菌は歯と歯茎の間に潜んでいる。もう、想像がつくのではないでしょうか?歯周病菌は、血管を伝って全身に行き渡ります。実際に、歯磨きをしただけで血管の中に菌が入っていくことがわかっています。これを、菌血症(血流に細菌が存在する状態)と呼びます。
もちろん、それでも歯磨きはしなくてはなりません。ただし、そのままの状態で放っておくとさまざまな問題を引き起こしかねません。例えば、糖尿病・動脈硬化・低胎児出産などもその一例です。また、誤飲性肺炎になるリスクも高まります。



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