健康、生活 › 歯周病は1本の歯だけではなく、お口の中にある全ての歯を支えている歯周組織を破壊していく病気です

2019年02月22日

歯周病は1本の歯だけではなく、お口の中にある全ての歯を支えている歯周組織を破壊していく病気です

歯磨きのたびに歯ぐきから血が出る、歯がグラグラしてきた、歯ぐきが痩せてきたなどの症状がある方は、歯周病の疑いがあります。歯周病は実に全体の7割以上の成人がかかっている国民病です。歯周病は歯を失ってしまう原因のワースト1であるだけではなく、最近の研究では全身に様々な悪影響を及ぼしてしまうことが分かってきました。

全身に深刻な影響を及ぼす歯周病菌
歯周病菌は増えてくると唾液や血液の中に入り込んで体のあちこちに飛び火し、全身に深刻な影響を及ぼしかねないことがわかってきました。高齢者に多い嚥下性肺炎、敗血症、心内膜炎、早産、低体重児出産などとの関連性が指摘されています。

診査・診断(レントゲン撮影)
歯周病は1本の歯だけではなく、お口の中にある全ての歯を支えている歯周組織を破壊していく病気です。まずレントゲン撮影をし、歯槽骨(歯を支える顎の骨)が現在どの程度失われているか確認します。それから、歯周ポケットを測定し、歯周病の進行程度を全ての歯について調べていきます。

プラークコントロール
歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を除去していきます。歯垢を専用の薬で染め出し、どこに歯垢がついているのか細かくチェックしていきます。さらにその歯垢を専用の器具などを使って効率よく除去していきます。同時にハブラシの指導も行っていきます。
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スケーリング(歯石除去)とルートプレーニング
歯垢が取り除かれ、お口が清潔に保たれるようになると、腫れていた歯肉は引き締まってきます。この状態でスケーリング(歯石除去)やルートプレーニングを行います。
※ルートプレーニングは深いポケット内の歯石や、その他汚染物質を機械的に除去することを言います。麻酔をしますので、処置後の痛みはほとんどありません。
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メインテナンス
歯周病の治療終了後、歯周炎の再発を予防するためには、定期的な検診とクリーニングが必須です。PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)各種専用器具を使用した、歯科衛生士による高度なお口のクリーニングで健康な口内環境を保ちましょう。
歯周病は治療しても元には戻らない
歯ぐきの病気である歯周病は、歯肉が炎症を起こして腫れる歯肉炎と、歯肉の下の歯を支える組織まで破壊されている歯周病との二つに分かれます。歯を支える主な組織は、歯を取り囲む骨(歯槽骨)と、その骨と歯をハンモックのようにつなぐ線維組織から成り立っていますが、歯肉の炎症とちがって、この歯を支える組織は、いったん炎症を起こして破壊されると、元通りの形には戻りません。歯肉だけの炎症なら、その部分をいつもより時間をかけてていねいに、血がにじんでくる部分を注意して磨いていれば、一週間程度で血は出なくなり、歯肉の炎症も治まってきます。これで歯周病が治ったかどうかはわかりませんが、しかし初期の歯肉炎であれば、これで治ります。歯肉炎は治って元通りなりますが、歯周病は進行を止めることができるだけで、すっかり元通りに治ることはなく定期的な歯科医院でのメンテナンスが必要です。



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