健康、生活 › 歯周病は自覚症状のないまま全体的に進行します。

2019年03月08日

歯周病は自覚症状のないまま全体的に進行します。

歯周病とは歯槽膿漏とも言われ30代後半の八割がかかっている病気です。歯を失う原因の50%が歯周病と言われており、糖尿病、脳卒中などと同様の生活習慣病の一つです。歯周治療は歯科治療の基本で、歯周病を改善してからでないと虫歯治療、審美治療、インプラント治療などができません。
歯科 マイクロスコープ
歯周病は大きく分けると歯肉炎と歯周炎に分けられ、「歯肉炎⇒歯周炎」というように進行していきます。
◎ 歯肉炎
歯周病の初期段階の状態で、歯肉に炎症が限局している状態です。
◎ 歯周炎
歯肉だけでなく歯槽骨などの歯周組織まで炎症が波及し歯槽骨などが破壊されてしまった状態です。
歯周炎が進行すると最終的には歯が抜けてしまいます。歯周炎が重度まで進行してしまうと治癒が非常に困難で、治すことができないことも多々あります。

歯周病は自覚症状のないまま全体的に進行します。
歯周病が恐いのは、自覚症状のないまま徐々に進行して、自覚症状がでるとかなり進行していることが多い点です。一旦進行してしまうと歯周病は自然治癒することがありません。また、1本ずつ(局所的に)悪くなるのではなく、全体的に進行する為、ある時点から急激に数本の歯を失うことがあります。
ユニファスト
歯周病にかかっている人の割合は、25歳~34歳で75%、35歳~64歳で80%というデータもあります。「歯を失わない」為には、歯周病に対する正しい知識を身につけ、その治療と予防を専門的に、そして確実に行うことが大切です。
原因を改善、繰り返さないためのケア。

インプラント治療を始める前に、お口の状態を健康な状態に改善する必要があります。歯周病が原因で歯を失っていたのならば、インプラント治療後もきちんとケアできるように指導やメンテナンスをする必要があります。その治療計画を患者さまに納得していただき
治療に入ります。

口腔内検査等により、歯周病の状態、歯質の状態、歯周病へのなりやすさなどのデータを取得し、PMTC(専門の機器を用いたプロによるクリーニング)やTBI(ブラッシング指導)、生活習慣改善を併用した患者さま独自のオーダーメイドの歯周病治療プログラムを構築していきます。



Posted by koikenina at 12:41│Comments(0)
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