健康、生活 › 虫歯に侵された象牙質を除去し詰め物をしなければなりません。

2019年05月24日

虫歯に侵された象牙質を除去し詰め物をしなければなりません。

虫歯は細菌による歯質の感染症です。大きな感染の場合、感染部分を取り除いて代替の人工物で修復する必要があります。修復 部分の大きさや、部位により治療方法の選択肢がいくつかに分かれます。

〈C0〉 歯の表面が溶けて白濁して透明感を失った状態の事です。
ブラッシング指導と再石灰化を促し自然治癒を目指したり、歯は削らずにフッ素塗付などを行い強い歯質を作ります。
ワックスペン
〈C1〉 表面のエナメル質が溶け虫歯が始まった状態の事です。
C0と同様、ブラッシング指導と再石灰化を促進し自然治癒を目指します。
エナメル質には神経がないため、痛みはありません。
歯科医の指導のもと正しいホームケアを行い、虫歯の進行を抑えられれば削らずに済みます。

〈C2〉 虫歯が象牙質まで達した状態の事です。
象牙質はエナメル質より柔らかいため虫歯の進行が早く、徐々に痛みや冷たい物がしみるなどの自覚症状が出てきます。
虫歯に侵された象牙質を除去し詰め物をしなければなりません。

〈C3〉 虫歯が歯髄にまで進行し大きな穴が開いた状態の事です。
炎症を起こしズキズキと激しい痛みを起こす事があります。虫歯が歯髄まで進行すると歯髄は死んでしまうため、虫歯に侵された歯髄と象牙質を除去し、根管内を除菌・清 掃(根管治療)します。
きちんと除菌して密封することで、歯を残せる可能性があります。
歯科ユニットテーブル
〈C4〉 歯冠部(歯の頭の部分)が溶けて、歯根だけが残った状態の事です。
歯髄は死んでしまっているため痛みは感じません。場合によっては、歯根の先に袋状に膿がたまり強い痛みを出したり、歯を残すことも困難になる場合もあります。
歯を残せる場合は根管治療を行い、被せ物で修復しますが、残せない場合には、ブリッジや入れ歯、インプラントなどによる治療を行います。



Posted by koikenina at 11:36│Comments(0)
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