健康、生活 › 軽度の歯周病であれば、完璧におさえこむことは可能です

2019年06月05日

軽度の歯周病であれば、完璧におさえこむことは可能です

歯周病の治療は、何といっても「早く見つけ出す」ことが秘訣です。
軽度の場合、自覚症状がないため多くの患者様が歯周病を見過ごしてしまいます。そんな歯周病が、まだほんの小さな芽のような内に見つけ出すのが真のプロフェッショナルです。

ほぼすべての歯科医院が定期検診をおすすめするのは、この「早期発見」を行うためです。しかしそれは、実際に歯周病の萌芽を見抜くドクターのいる医院でなければ意味がありません。軽度の歯周病はほとんどが見逃されているといっても過言ではありません。
また一度だけ診ても意味がなく、経緯を観察していくことが重要です。
患者モニタ
軽度の歯周病であれば、完璧におさえこむことは可能です。しかしこれが中等度となると、重度にならないよう維持していくしかありません。歯周病は骨が溶かされて減っていく疾患ですが、咀嚼に支障が出てしまっているなら、中等度以上に進行しているものと思われます。さらに重度となると、残念ですが手遅れになっていることがほとんどです。
たとえば隣の歯を支持している骨にまで歯周病が達していれば、抜歯するほかありません。

軽度の歯周病では手術は必要なく、定期的な歯垢・歯石除去とクリーニングで病気の進行をおさえることができます。しかし、中等度以上の進行したケースでは、深いポケット内にある歯石が取り切れないことがあるため、歯周外科が必要となることもまれでありません。
歯科 マイクロスコープ
ただし、歯周外科を行う場合でも、そこには適切なタイミングというものがあります。タイミングを外してしまえば、さらなる処置が必要になったり、患者様の満足度が下がってしまう可能性が高くなります。ではそのベストなタイミングを、どのように計るのか。これは定期的に私たちプロの診断を受けていただき、その判断にまかせてほしいと言うほかありません。



Posted by koikenina at 11:35│Comments(0)
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