健康、生活 › 虫歯の原因菌は、食品の特に糖質から歯を溶かす酸を産生することにより虫歯になります

2019年07月15日

虫歯の原因菌は、食品の特に糖質から歯を溶かす酸を産生することにより虫歯になります

歯科医院(歯医者)に、ご来院される理由の大きな一つが「虫歯になったから」だと思います。では、「なぜ、虫歯ができるのでしょうか?」口腔内には多くの細菌が存在し、虫歯の原因菌は数種類います。その中でもストレプトコッカス・ミュータンスという細菌が、う蝕(虫歯)を引き起こす最も重要な菌です。

虫歯の原因菌は、食品の特に糖質から歯を溶かす酸を産生することにより虫歯になります。初期の虫歯は、歯の表面のエナメル質を溶かしますが、唾液の作用によって溶けた歯が補修されます。これを再石灰化と呼びます。この再石灰化のおかげで、お口の中に細菌がいても虫歯が進行しずらいですが、長い時間甘いものを食べたり、間食が多いと、口腔内に糖質が長時間あることになるので、菌が歯を溶かし続け、再石灰化が追い付かなくなり、虫歯が進行します。
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そして虫歯が進行し続けると歯の神経まで達し、痛みを伴います。
さらに、細菌、食べカス、唾液が結合し、歯垢(プラーク)となって歯に付きます。この歯垢に細菌が住みつき、虫歯の進行を助長します。そして、歯垢が歯から取り除かれないと、通常のブラッシングではとれなくなる歯石となります。歯垢や歯石は虫歯だけでなく、歯肉を刺激し、歯周病にもつながります。一度虫歯になると自然には治らず、放っておくとどんどん悪化し、歯を多く削ることになってしまいます。 最悪の場合抜歯の必要も出てきます。なので、初期のうちに診察を受けることをおすすめします。

虫歯を進行させないために
一度虫歯になってしまった歯は、自然に治ることはありませんが、治療をすることにより、それ以上の進行を抑えることができます。先ずは虫歯がいる歯の部分を削り、つめ物やかぶせ物(銀歯など)をすることで再発防止と、歯としての機能を回復させます。
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また、そもそも虫歯にならないために、ブラッシングやデンタルフロス(歯と歯の隙間の掃除)で日常的に歯垢を取り除くことで予防もできます。また、歯科医院で行うプロフェッショナルケアとして、数ヶ月ごとの定期的な歯科検診やPMTC(専門的機械的歯面清掃)、フッ素塗布なども利用しましょう。



Posted by koikenina at 12:04│Comments(0)
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