健康、生活 › 歯周病とは、「歯肉に腫れがある」ことが問題

2019年07月16日

歯周病とは、「歯肉に腫れがある」ことが問題

歯周病を治すための良い歯磨きについて、歯磨きの基本的考え、どのような歯磨きが良い歯磨きか、など、今までの院長ブログでお話してきました。
今回は、1日に何回歯磨きするとよいのか、考えてみます。1日に3回、もしくは、できるだけ回数多く磨くのがよいのでしょうか?もしくは、もっと少ない回数でもよいのでしょうか?

歯磨きは、1日に何回磨くとよい?
患者様にはこのようにお願いしています、「1日に2回は磨いて頂き(通常朝と夜)、そのうちの少なくとも1回は、磨き残しのない理想的な歯磨きをお願いします。歯磨きの際は、フッ素入りの歯磨き粉を使ってください。」。
それは何故か、お話します。
ニッケルチタンファイル
歯周病とは、「歯肉に腫れがある」ことが問題
そもそも、歯周病は何が問題かというと、「歯肉が腫れている(炎症をおこしている)」ということです。歯肉の腫れがなくなると、歯肉の状態はよくなっている、ということです。こまかなことはさておき、歯肉に腫れがある状態を<歯肉炎>と呼びます(厳密なお話ではありませんが)。<歯肉炎>があることが問題なわけですから、<歯肉炎>を起こさないためには1日に何回磨けばよいか、<歯肉炎>を改善するためには、1日に何回磨けばよいか考えてみます。
専用の器具を使って歯垢や歯石を取り除いていきます
歯周病が発見された場合、歯周ポケットにたまっている歯垢または歯垢が硬くなった状態である歯石を取り除いていきます。専門的な知識と技術を持つ歯科衛生士が専用の器具を使って除去し、症状の改善を図ります。狭い歯周ポケットの深くに入り込んでしまった歯垢を通常のブラッシングで取り除くことは難しく、また歯石はブラッシングでは取り除くことができません。歯科医院で専門的な治療を受けることが必要です。
ダイヤモンドバー
スケーリング
スケーリングとは歯面に付着した「歯石」を取り除く治療です。
歯科医師や歯科衛生士がスケーラーと呼ばれる専用機器を用いて、歯面に付着した歯石を除去します。

デブライトメント・ルートプレーニング
デブライトメントとは、セメント質を傷つけることなく歯周病の原因となる「プラーク」を取り除く治療です。ルートプレーニングとは、歯周病菌によって汚染されたセメント質を取り除くとともに、歯根面をなめらかにする治療です。



Posted by koikenina at 13:18│Comments(0)
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