健康、生活 › 歯周病と身体の病気は関わりがある!?

2019年07月26日

歯周病と身体の病気は関わりがある!?

歯周病は「silent disease」=「静かなる病気」と呼ばれ、痛みなどの自覚症状ないまま進行していく病気です。
自覚症状がないので、自分が歯周病に罹っていることすら気づかず、気づいた時には重度の歯周病に進行し、歯を失う患者様も少なくありません。そして失ってしまった歯は、現代の歯科医学では元通りに戻すことはできません。そのためには日頃から歯周病予防をすることはもちろんですが、歯周病に罹ってしまった場合、今の状態より進行しないように早期の歯周病治療をすることが重要です。
歯科 マイクロスコープ
悪化させると歯が1本もなくなる!?
歯周病とは、歯周病菌により顎の骨が解かされる病気で、一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれています。初期状態では歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血したり口臭が気になりだします。写真のように悪化すると膿みが出てきて強い口臭がし、顎の骨が溶けていき、歯を支えている組織が破壊され、最終的には歯が抜けてしまします。

歯周病と身体の病気は関わりがある!?
近年では、歯周病と全身の疾患への関連が多く報告されております。糖尿病、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、誤嚥性肺炎、骨粗しょう症、低体重時出産、最近ではガンとの関連性も指摘されてきています。歯周病は歯や歯を支える組織だけでなく、全身にも関連してくる恐ろしい病気なのです。しかし、自覚症状がないので放置してしまうことが多いのが現状です。歯周病と診断されたら面倒くさがらずに、あなたの健康のためにしっかり通院しましょう。
歯科 鉗子
スケーリング・ルートプレーニング
歯ぐきの上の部分と、その下の歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)の中にこびりついているプラークや歯石を、スケーラーという器具で取り除きます。その後、歯根面をつるつるにみがき上げ、汚れの再付着を予防します。

プラークコントロール
プラークとは、さまざまな細菌が大量に棲みついている“細菌の塊”。これを放置すると虫歯や歯周病の原因になるため、プラークの数を減らしていく「プラークコントロール」が必要になります。当院では、スケーリング・ルートプレーニングや、ブラッシング指導などによって進めていきます。



Posted by koikenina at 10:47│Comments(0)
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