健康、生活 › もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます

2019年08月12日

もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます

歯周病とは、歯周病菌がこの歯と歯茎の隙間に入り込み、やがては歯槽骨(歯を支えている骨)に達し、この骨を溶かしてしまう病気です。骨を溶かしてしまうなんて、歯を溶かしてしまうむし歯菌と同じくらいこわいですね。

もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます。しかも、今や成人の8割が歯周病であると言われています。そして、むし歯は歳をとるにつれてかかりにくくなるのですが、歯周病は、逆に、歳をとるにつれて進行します。 このように、ほとんどの人がかかっている上に、骨が溶け、健康な歯でも抜けてしまう怖い病気なのですが、本当に怖いのはこれだけではありません。
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歯周病菌も、むし歯菌とおなじく歯に付いた食べかすを栄養源にしています。この食べかすに、歯周病菌がとりつくとプラークができます。皆さんの歯の表面はぬるぬるしていませんか?このぬるぬるがプラークです。 「プラークコントロール」という言葉を聞いたことがありませんか?このぬるぬるを取ることが「プラークコントロール」です。 

きちんと歯磨きをしているのに、なぜ多くの方が歯周病にかかってしまうのでしょうか? 実は、ほとんどの方がきちんと歯磨きをしても、食べかすがきれいに取れたところで、「歯がきれいになった」と思っていることに原因があります。

 一度、歯医者さんできちんと歯磨きの指導を受けて、「これで完全だ!」というくらい歯を磨いてみてください。それでも、歯の表面がなんとなくぬるぬるしていませんか? そう、プラークは歯磨きをしたくらいでは落ちないのです。 さて、このプラークはその後どうなるのでしょう? プラークは、やがて唾液中のカルシウムやリン酸を取り込み固まります。これが皆さんご存知の歯石です。 
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歯周病菌は、空気に触れると死んでしまうため、プラークという細菌の集団と歯石を作りながら歯茎の奥へ奥へと進んでいきます。このため、歯茎が歯からはがれ、炎症を起こして腫れたりするのです。こうなると、もう重症です。 しかも、恐ろしいことにこのときまで、ほとんど自覚症状らしいものは現れません。そして、気が付いたときには、すでに重症なのです。



Posted by koikenina at 11:14│Comments(0)
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