健康、生活 › 基本的には、一度、溶けてしまった骨は再生しません

2019年08月30日

基本的には、一度、溶けてしまった骨は再生しません

一般の方が思われている歯が失われる原因ナンバー1は「虫歯」だと思います。
しかし、実際はそうではありません。実は、ナンバー1は「歯周病」です。事実、30代の80%以上は歯槽膿漏(歯周病)を患っており、日本人が歯を失う原因としては、虫歯よりも歯槽膿漏(歯周病)で歯を失う方のほうが圧倒的に多いのです。歯槽膿漏(歯周病)は歯を支えている顎の骨が溶けてしまう怖い病気です。基本的には、一度、溶けてしまった骨は再生しません。さらに、歯槽膿漏(歯周病)にかかってしまうと、自分では気づかないうちに、強烈な口臭を周囲にまき散らします。また、歯周病は歯を失うだけでなく、様々な病気との関連性が多く報告されています。こうした状況を少しでも改善するために、患者様に歯槽膿漏(歯周病)に関する正しい知識を持っていただく必要があります。
歯科材料
歯周病と全身疾患の関連性
あまり知られていないことですが、歯周病はお口の中だけではなく、全身疾患との関連性もあります。関連性が報告されているものとして次のものがあります。

特に歯周病と関連が深い病気が糖尿病です。
糖尿病の人は、感染に対する抵抗力が弱まっているため歯周病にかかりやすく、重症化しやすいと言われています。さらに、歯周病菌は毒素や炎症性物質を大量に放出するのですが、これがインスリンの効きを悪くさせ、糖尿病を悪化させることも危険視されています。
つまり、糖尿病があると歯周病になりやすく、歯周病があると糖尿病が悪化しやすいという関係性が存在するのです。
歯科口腔内カメラ
また妊娠中の歯周病の悪化は、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼすことがわかってきています。低体重児を出産した母親と、正常体重児を出産した母親の歯周病の進行程度を比較した調査では、低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告があります。また、妊娠中の歯周病をそのままにしておくと、早産の確率が高まることも指摘されています。妊娠中でも歯周病の治療は可能ですので、4~8ヶ月の安定期に治療を受けることをお勧めします。

エイズに関しては、歯周病菌の作り出す物質がHIVを再活性化することが証明されており、エイズの発症・進展に関連する可能性が示唆されています。そして、ここ最近では、歯周病と「癌」との関連性が指摘されています。ある報告では、歯周病患者は、口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、食道癌などの発生リスクが高いという結果が発表されています。また、腎癌、膵癌なども歯周病と関連している事が報告されています。このように、歯周病は歯を失う病気というだけではなく、全身疾患にも関連してくる恐ろしい病気という認識が大切です。



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