健康、生活 › 食習慣やお口の衛生状態をコントロールすることで、虫歯は予防できます。

2019年09月09日

食習慣やお口の衛生状態をコントロールすることで、虫歯は予防できます。

食べ物を摂取すると、歯垢(プラーク)中の原因菌によって酸が作られます。
そして、その酸によって歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンなどのミネラル成分が溶けだします。これを「脱灰」と言います。一方、唾液中の浄化作用や緩衝作用によって口の中のpHが中性付近になると、唾液中のミネラル成分が歯に戻り、健全な状態へ戻そうと働きます。これを「再石灰化」と言います。
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虫歯になりやすい人とそうでない人がいますが、それは「食習慣」「歯質」「細菌」の3つの要因が関係しています。甘いものを食べる「食習慣」が細菌の餌を増やし、歯磨きをしなければ「細菌」が増え、「歯質」が弱いと歯が溶けやすくなります。

このように口の中の環境が悪いと「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れ、虫歯が発生します。したがって、虫歯菌が多い人、歯の質が弱い人、唾液量が減っている人、間食や甘いものを多く摂る人は、虫歯になるリスクが高いのです。食習慣やお口の衛生状態をコントロールすることで、虫歯は予防できます。

虫歯の予防
虫歯の予防には「正しいブラッシング」と「小まめなうがい」が効果的です。ブラッシングで口の中を清掃(プラークコントロール)して、虫歯菌を取り除くことができます。再石灰化を早めるために、フッ素入りの歯磨剤を使うのも良いでしょう。また、食べるたびに歯を磨くのは大変なので、甘いものをよく食べる方やスポーツ飲料や清涼飲料水をよく飲まれる方は、小まめなうがいをすることで口の中が酸性の状態にならないようにしましょう。
歯科材料
虫歯は進行すればするほど削る量や治療回数、治療費が増える病気です。早めに発見することが虫歯から歯を守る秘訣です。自覚症状が出る前の虫歯なら、歯を削ることなく治療することが可能な場合もあります。しかし、自覚症状のない虫歯を自分で発見するのは至難の業なので、削らずに済む初期の虫歯のうちに発見できるよう、定期健診で歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらいましょう。



Posted by koikenina at 11:23│Comments(0)
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